2024年のディズニー年間スケジュールが発表されました。
そこで判明した「ディズニーハロウィン期間短縮」の事実に、驚いた方も多いのではないでしょうか?
ディズニーハロウィンって人気なんじゃないの?
期間短縮されちゃうなんて不思議だなぁ〜
しかもスプブ終了って悲しすぎる〜!!
ゴーストたちにもっと会いたかったよ…
今回は、毎年人気で多くのゲストを集めているはずのディズニーハロウィンが期間短縮となった理由について、元キャストの私が予想していきます!
また、スプブ終了の情報を聞いたファンの声もご紹介しますね。
スプブ終了後はどんなディズニーハロウィンが待っているのかについても、ちょっと気になる情報をキャッチしましたよ!
ちょっぴりマニアックな話題も含めてお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください♪
ディズニーハロウィン期間短縮の理由を元キャストが徹底予想
今年のディズニーハロウィンでは何の仮装をしようか、何回パレードを見に行こうか…とすでに計画を立てていた人もいますよね。
2024年のディズニーハロウィン期間が短縮される理由として考えられるのは、次の3つです。
- 熱キャン対策
- ゲストの熱中症対策
- 新キャッスルプロジェクションとの兼ね合い
ディズニーハロウィン期間短縮の理由①熱キャン対策
1つ目にして、最も可能性が高い理由が「熱キャン対策」です。
熱キャンとは、高気温が原因でショーやパレードが中止になることです!
実際に2023年は、ディズニーハロウィンが開始しても長引く残暑で、9月中は熱キャンが多発していたんですよね…
キャラクターやパレードダンサーは、華やかな衣装に身を包んで、日当たりのいいパレードルートを踊りながら進みます。
出演者の健康を守るために熱キャンは必要な対策ですが、あまりに続くとゲストはがっかりしちゃいますし、運営する側としても赤字が心配になるところ。
ディズニーハロウィン期間短縮の理由②ゲストの熱中症対策
2つ目に考えられるディズニーハロウィン期間短縮の理由は、「ゲストの熱中症対策」です。
先ほどご紹介した熱キャンは主にダンサーやキャラクターを守るための施策でしたが、暑さが身にこたえるのはゲストも同じですよね。
実際にパークで発生する急病人の大多数を占めるのが熱中症患者なんです。
好きなパレードをいい場所で見たい一心で、地蔵(長時間座り込んで場所取り)する人も多いんですが、暑い日は本当にキツイです!
無理せずに…と思っていても、パレードが行われる可能性があるなら待ちたくなるのがファン心理でもありますよね。
また、ディズニーハロウィンといえば仮装を楽しむゲストもたくさんいます。
仮装の衣装によっては、普通の服を着ているよりも熱がこもってますます熱中症のリスクがあがりがち…
ディズニーリゾートの運営は、何よりも「安全を第一に優先する」という理念で行われていますので、ゲストの健康を守るためとなればディズニーハロウィンの期間短縮もやむなしと考えられますね。
ディズニーハロウィン期間短縮の理由③新キャッスルプロジェクションとの兼ね合い
ディズニーハロウィンの期間短縮は、2024年9月20日にスタートする、新キャッスルプロジェクションとの兼ね合いを考えた結果ではないかということも考えられます。
初めてマーベル作品のキャラクターが登場するって話題になってるよね!
話題性が高い上に、シンデレラ城でキャッスルプロジェクションが行われるのは約5年振りということもあり、多くの人が期待を寄せています。
スタートしてから数日は、これを見るためにただでさえゲストがたくさん集まることが予想されますよね。
私はディズニーランドで初めて行われたキャッスルプロジェクション「ワンスアポンアタイム」の初日にちょうど働いていたんですが、言葉では表しきれない混雑具合でしたよ…
見ずに帰る人の動線を確保するのにも苦労するほどだったので、今回も同様の騒ぎになるのではないでしょうか。
ディズニーハロウィンの開催期間中は、ただでさえ多くのゲストでパークが賑わいます。
そんな中で新しいキャッスルプロジェクションが開始したら…と考えるとちょっと恐ろしいですよね。
そういうわけで、キャッスルプロジェクションが始まってから10日ほどが経ち、現場のキャストが少しずつ対応方法を身につけた頃にハロウィンをスタートさせるのかもしれません。
ディズニーハロウィン期間短縮で混雑はさらにひどくなる可能性大
ディズニーで行われるイベントの中でも、ハロウィンは非常に人気が高く毎年大混雑になります。
2024年はいつもより期間が短縮されるので、これまで以上に混雑する可能性が非常に高いですよ!
1ヶ月ちょっとしかハロウィンがないから、行きたい人が集中するのは想像できるよね…
パークが混雑するとなると、周辺のホテルも当然取りにくくなります。
特にディズニーハロウィンの期間は、ホテルの部屋で仮装の準備をするために宿泊客が多いんですよ。
2024年の秋にお泊まりディズニーを計画している方は、早いうちからホテル探しを始めてくださいね!
ディズニーハロウィン【スプブ終了】に対するファンの声をご紹介
ディズニーハロウィンの期間短縮と同時に発覚した、スプブ終了のお知らせ…
2024年のディズニーハロウィンは、これまでとテーマを一新…つまりパレードの内容が変わるということが明記されていました!
これに関し、SNSでは様々な声が上がっていましたのでご紹介します。
ディズニーハロウィン【スプブ終了】嘆く声が多数
非常に人気の高かった、スプーキー”Boo!”パレード(通称スプブ)。
スプブが終了すると聞いて、嘆く声が圧倒的に多数でした!
スプブのマックスが1番好きだった私的に終了は辛い…… pic.twitter.com/OXoKnOJsWq
— ディズニー大好き中学生(遥) (@kinako442280432) January 30, 2024
スプブ終了….
生きていけるのかな、あんな癖に刺さったパレードなかったん
衣装も音楽も踊りも本当に神
年パの時地蔵でも苦じゃなかった、だって好きだから
今年見れたことに感謝 pic.twitter.com/OaMrcw4Iue— うさくらげ♨️(有償依頼⭕️ (@usakuragedayo) January 30, 2024
ダンサーやキャラクターの衣装も非常に凝っていて、早着替えがあったり、停止場所によって演出が 違ったり…こだわりがたくさん詰まっていたスプブ。
私も実際に見ましたが、パレードの素晴らしさはもちろん、ゲストの熱狂度も非常に高くてまさに「伝説のパレード」と言えるほどでした。
2度と見られないと思うと、やはり寂しい気持ちが溢れてきちゃいますよね。
ディズニーハロウィン【スプブ終了】仕方ないという声もあり
一方で、「悲しいけど覚悟はしていた」「仕方ないと思っていた」という声も上がっています。
覚悟はしてたけどスプブ終了か…
見納めできて良かった pic.twitter.com/FDPhYp3cII— (@mmmd04) January 30, 2024
突然のお知らせだったにも関わらず、「覚悟してた」という声が上がる理由は何なのでしょうか。
その点に関して、次でさらに深掘りしていきます。
ディズニーハロウィン【スプブ終了】想定内と言われる理由
ディズニーのパレードは、3年〜5年前後で内容変更が入ることが多いです。
スプブは2018年初演なので年数的には十分なのですが、コロナ禍でパレードができなかった年もある上、クリスマスのパレード「クリスマスストーリーズ」は2024年で異例の9年目を迎える予定。
年数だけが理由じゃなさそうだよね…他に考えられる理由ってなんだろう?
それでは、スプブ終了が「想定内」と言われる理由について見ていきましょう。
ディズニーハロウィン【スプブ】は3年かけてストーリーが完結している
スプブの終了が想定内だと言われる最大の理由は、ストーリーが完結した…つまり完成されたパレードだという点です。
スプブはこれまでに3度行われているのですが、年度がとんでいてちょっとわかりにくいので下のように整理しておきますね。
2018年 | スプブ1年目 |
2019年 | スプブ2年目 |
2020年 | コロナの影響で中止 |
2021年 | コロナの影響で中止 |
2022年 | ヴィランズ・ロッキン・ハロウィーン※ |
2023年 | スプブ3年目 |
※フロートはスプブのものを使用したが出演者など内容を大幅に変更
このように、同じパレードを何年かにわたって開催することはディズニーではよくあることです。
しかし、スプブの場合は毎年少しずつ演出が変わっていたという特徴があるんです!
- キャラクター・ダンサーの衣装変更
- スタート地点とゴール地点
- 使用されている曲
- セリフやアナウンス 等
具体的にどんなふうに変わったのか、簡単にまとめてみますね。
◆1年目はゴーストよりもミッキーたちの自我が強かった
「ゴーストがミッキーたちやゲストをゴーストの世界へ誘い込む」というパレード全体の大きなテーマは変わりませんが、細かい部分の演出でその力関係の変化を感じ取ることができます。
- パレードはトゥーンタウンからスタートしてホーンテッドマンション横に帰っていく(他のパレードと逆走)
- ゴーストたちがミッキーたちを操るが最終的にはミッキーたちが自我を取り戻す
- ゴースト(ダンサー)の多くがガイコツ
多くのパレードは、ホーンテッドマンション横からスタートしてトゥーンタウンへと帰っていきますが、1年目のスプブは逆向きにパレードが進みました。
ガイコツ衣装のダンサーが多かったり(=人の形を保てないという様子の表現)、一旦はゴーストに操られたミッキーたちですが自我を取り戻したりと、まだゴーストの力はそれほど強くない様子。
トゥーンタウン(ミッキーたちの世界)からホーンテッドマンション横(ゴーストの世界)へ、ちょっぴり体験しに行く…という様子がうかがえますよね!
◆2年目で徐々にゴーストたちが力を増してきたことがわかる
2年目のスプブでは、他のパレードと同じく「ホーンテッドマンション横からトゥーンタウンへ」というルートに変更されています。
パレードの大筋は1年目と変わりませんでしたが、一部のガイコツダンサーさんがより人の形に近いゴーストに変わったり、ミッキーたちの衣装が少し色褪せてゴースト寄りになっていたり…
ちょっとずつ、ゴーストの力が強くなってる感じ…?
◆3年目でついにミッキーたちが完全にゴーストに乗っ取られる
そして迎えた3年目では、ゴーストの力が最大化!
2年目まではガイコツだったダンサーたちは全員が人の形になっていて、ファンからは「受肉」と呼ばれ愛されました。
いい受肉の日おめでとう#スプブ #スプブダンサー pic.twitter.com/Ydb2t4VCjq
— まおみぃ2/7 (@maomy55666) November 29, 2023
そしてゴーストに乗っ取られたミッキーたちは自我を取り戻すことなく、逆にゴーストを操って見せたんです。
すっかりゴースト化したミッキーたちを乗せて、トゥーンタウン(ミッキーたちの世界)へと帰っていくパレード…
裏ではどんなことになっているのか、考察が進んじゃいますよね。
◆ゴーストたちはウォルトさえも操った?
ミッキーを乗っ取ってしまうほど強大になったゴーストの力。
これは、「ウォルトの力を利用したのでは?」と考えられているんです。
ゴーストによるミッキーの乗っ取りは、ミッキーとウォルトが手を繋いでいるパートナーズ像の真裏で繰り広げられました。
その際のBGMがショー「ワンマンズドリーム」の曲だったり、「永遠に完成しないこの世界を」というセリフが入ったり…
「ワンマンズドリーム」は、ウォルトが思い描いた夢の世界を表した伝説のショー。
さらに「ディズニーランドは永遠に完成しない」というのはあまりに有名なウォルトの名言ですよね。
このように、ウォルトをオマージュした表現が次々と取り入れられており、ミッキーを乗っ取るためにウォルトの力を借りようとしたのではないかと考えられます。
ワンマンズドリームは私も史上最高に好きだったショーなので、このシーンを見た時は思わず頭を抱えました…
まさにゴーストの思う壺、私ももしかしたらすでにゴーストなのかもしれません…
ディズニーハロウィン【スプブ】は最終公演だけアナウンスが違っていた
上記の通り、3年かけて演出を少しずつ変え、全体のストーリーを完結に向けて進めてきたスプブ。
さらにアナウンスまで工夫されていたんです。
元々通常通りのアナウンスの声に、ゴーストの声が重なったかのように声が二重になるという演出がされていたんですが、それだけにとどまりませんでした…
パレードの最後に入るアナウンス。
1年目と2年目は「またいつかお会いしましょう。そう、ゴーストの世界で」と言っていたのが、3年目は「またいつでもお会いしましょう。そう、ゴーストの世界で」となっていました。
さらに最終公演では「素晴らしい時間をありがとう。私たちは永遠を手にしたのですぞ!そう、この場所で」と大きな変更が…
永遠…「この場所」…?
これってディズニーランドが完全にゴーストの世界になっちゃったってこと〜!?
パレードの演出だけでなく、アナウンスまでも使って「ゴーストによる乗っ取り大成功!」というストーリー完結を表現したスプブ。
これ以上ストーリーを重ねるのは、蛇足だという考え方もできてしまいますよね。
幸か不幸かがっつりバッドエンドなように感じますが、スプブが2023年をもって終了というのは妥当なのかもしれません。
ディズニーハロウィン【スプブ】終了で次は新ヴィランが登場か
2024年2月現在、今年のハロウィンでどのようなパレードが行われるのかは発表されていませんが、新ヴィランが登場するのではないかと話題になっているんですよ。
外国人パフォーマーのオーディション情報に、こんな募集が出ました。
久しぶりに海外枠ダンサーさん等の募集にTDR追加
なおシンガーではなくTDR初の「ファシリエ」
契約は2024年7月/8月に開始され、2024年11月中旬(約4ヶ月)まで続く予定です。パフォーマンスは、最初のリハーサルプロセスの後、原則として週5日予定されています。https://t.co/PdONTCZNgf pic.twitter.com/nnenpz3VoO
— シン・ゆー@D23ejラス日最高でした! (@disney_04150420) February 2, 2024
「ファシリエ」というのは、映画「プリンセスと魔法のキス」のヴィラン(悪役)。
東京ディズニーリゾートに登場するのはこれが初めてのこととなります!
「2024年11月中旬まで」という契約期間から考えても、 ハロウィンのことを指している可能性が非常に高いですよね。
新しく舞浜に上陸するキャラクターがいるのは嬉しい〜!
他にはどんなヴィランズが出るのか、楽しみになってきちゃったな♪
ただ少し気になるのは、このタイミングで「プリンセスと魔法のキス」上陸というところ…
こちらの作品、アメリカの2パークではスプラッシュマウンテンのリニューアル後アトラクションとして知られているんですよね。
あまり考えたくはないですが、東京のスプラッシュマウンテンもリニューアルに向かうため「プリンセスと魔法のキス」の知名度を上げようとしている可能性も…否定はできませんね。
>>スプラッシュマウンテンと「プリンセスと魔法のキス」の関係はこちらから!
ディズニーハロウィン期間短縮の理由なぜ?スプブ終了決定でファンの声は?まとめ
本記事では、2024年のディズニーハロウィンがなぜ期間短縮となってしまうのか、理由を予想してきました。
過去のディズニーハロウィンで起きていた問題点や、キャスト時代に感じていた懸念点から予想した期間短縮の理由は次のとおりです。
- 熱キャン対策
- ゲストの熱中症対策
- 新キャッスルプロジェクションとの兼ね合い
また、大人気のハロウィンパレード・スプブ終了に対するファンの声もご紹介しました。
スプブ終了自体は惜しむ声が多いですが、これまでにストーリーが完結していることもあり「仕方ない」と受け入れている方もたくさんいましたね。
スプブ終了後、次のディズニーハロウィンでは新ヴィランの登場も期待されています。
今年もディズニーハロウィンの時期は大混雑が予想されますので、お泊まりディズニーを予定している方は早めに準備を始めましょう♪