オリエンタルランドの社長交代で変わるディズニーの今後は?吉田氏の経歴・歴代社長などファンが気になる事まとめ!

オリエンタルランドの社長交代で変わるディズニーの今後は?ファンが気になる事まとめ!

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『オリエンタルランド』の社長交代!!

方針が明かされ”夢の国”は今後どう変わる!?

 

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを運営する日本の企業「オリエンタルランド」の社長交代をご存じですか!?

2021年 7月1日より、前社長の「上西京一郎(63)」氏から新しく「吉田謙次(60)」氏が社長に就任しました。

オリエンタルランドの社長交代はなんと”12年振り”とのことです。

社長交代で変わる現象………それは、「経営方針」が変わること。

つまり、今後の東京ディズニーランド・シーについても大きく関わってきます!

”ディズニーファン”なら気になる情報ですし、投資家や関係会社なども今後の動向を注視しているはず。

”Dヲタ”なら全内容を知っているはず!?

オリエンタルランドの社長交代で変わるディズニー経営方針、吉田社長の経歴・歴代社長などご紹介して行きます!

 


オリエンタルランドで社長交代した吉田氏が語る『ディズニー値上げ』で今後変わる内容とは?

2021年 7月1日にオリエンタルランドは、社長が「吉田」氏に交代したと報告。

そして会見の場で吉田社長が今後の東京ディズニーリゾートに関して「値上げ」など、ファンや消費者に直接影響がある内容が語られました。

そんな気になる東京ディズニーリゾート今後の値上げ時期・内容をご紹介します。

 

ディズニー値上げ方針を語る社長

オリエンタルランドの「吉田謙次社長」は7月1日の記者会見で値上げする方針を語った。

コメント内容を簡単にまとめて紹介します。

  • パークの価値を高めて入園料を上げる考え方に変わりはない。
  • 中長期的に値上げする方針。
  • TDLなどに投資し、客の満足度を高めることが前提。
  • 入園者増加のみに依存する経営は課題。

 

単純な入場料の値上げについては否定的であり、感染病に対して「ワクチン接種での沈静化には期待したい」と話した吉田社長。

値上げに対しては慎重な構えは見せるものの、消費者からは現在の環境下では厳しいとの意見もありそうだ。

東京ディズニーリゾートが事業を継続することには賛成だが、消費者のお財布事情もかなり現実味を帯びているのは事実である。

果たして新社長の狙い通りに好転するのか、今後の動向が注目される。

 

値上げする内容は?

吉田社長が語る内容からわかる、値上げ対象になる項目を紹介します。

記者会見で社長の口から語られた、「収益を改善するため、入園料の値上げのほか、商品やフードの単価を向上させていきたい」と言う内容。

つまり値上げする項目は以下である。

  • 入園料(チケット)
  • 商品(グッズ)
  • フード(飲食)

 

「え…!? つまり全部ってこと?」そんな感情にもなります。(笑)

東京ディズニーリゾートでみるとほぼ全ての項目に対して値上げすると言われている様に捉えます。

入園料は年々と高くなってきた経緯もありますが、ここに来ても更に値上げの状況。

入場料(チケット)値上げ一覧

1983年:3,900円
1987年:4,200円 (+300円)
1989年:4,400円 (+200円)
1992年:4,800円 (+400円)
1996年:5,100円 (+300円)
1997年:5,200円 (+100円)
2001年:5,500円 (+300円)
2006年:5,800円 (+300円)
2011年:6,200円 (+400円)
2014年:6,400円 (+200円)
2015年:6,900円 (+500円)
2016年:7,400円 (+500円)
2019年:7,500円 (+100円)
2020年:8,200円(+700円)
2021年:8,700円(+500円)

2021年現在は1デーパスポートのみ販売中で、入園時間指定パスポートも変動価格制になっています。

ディズニーチケット 平日用/休日用 大人 中人 小人
1デーパスポート
(午前9時~)
平日用 8,200円 6,900円 4,900円
休日用 8,700円 7,300円 5,200円
入園時間指定パスポート
(午前10時30分~)
平日用 7,700円 6,500円 4,600円
休日用 8,200円 6,900円 4,900円
入園時間指定パスポート
(正午12時~)
平日用 7,300円 6,100円 4,300円
休日用 7,700円 6,500円 4,600円

 

何より、どんどん値段があがっていますよね!

しかし海外のディズニーと比較するとまだ値段としては安いと言う意見もあるので、これから更に上昇する傾向にあるでしょう。

海外の水準としてはもしかるすと、日本も今後は最大で10,000円前後の設定もあり得そうですね。

 

次に商品(グッズ)ですが、おそらくこちらに関しては、東京ディズニーリゾート内だけに止まらず、市場に出回るディズニー関連の商品にも影響があると捉えております。

そうなると一段とディズニーブランドの商品価値を強調するような設定になるでしょう。

消費増税など支出が増える一方、収入は依然として増えない現代で、身近な商品の値上げがあるとすれば売り上げとしては如何なる状況になるのでしょうか。

 

そして、パーク内に入れば必ずと言っていいほどにお金を使用するのがフード(飲食)です。

食べ歩きは勿論ながら、レストランやホテル内など様々なシーンで食事は欠かせないと思います。

普段食べているフードよりは高いと認識はあるが、東京ディズニーリゾート内で食べるのは別格など、そういった流れは値段が上がっても変わることはないでしょう。

消費者の購買意欲をどの様な形で提供するのか戦略が楽しみな一面でもあります。

 

値上げはいつから?

そんな気になる値上げはいつからなのか、吉田社長が話す内容から検証します。

吉田社長は記者会見の場で、「中長期的に値上げする方針」と話していました。

業種などによっても違いますが、一般的な企業としては「短期:半年~1年」「中期:3年」「長期:5年」を示すと予想します。

となれば、新社長の吉田氏が就任してから3年から5年間にかけて値上げを継続的にしていく構えなのでしょう。

チケットで言えば2019年からは毎年値上がりしている状況で、商品やフードに関しても段階的に値上げをすると判断しています。

オリエンタルランドとしては、世界の経済状況を注視しながら、経営対策として値上げをするタイミングを見計らっているのかもしれませんね。


 

オリエンタルランドで社長交代した吉田氏が語る2023年の『新エリア』とは?

引用先:アナと雪の女王・塔の上のラプンツェル・ピーターパン!東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」大規模拡張プロジェクトまとめ – Dtimes

新エリアについては、昨年にもディズニー公式で紹介されている「ファンタジー・スプリングス」のことです。

今後の計画がどうなるのか心配もしましたが、無事に今回の吉田社長の構想にもしっかりと組み込まれていました。

 

2023年に新エリアをOPする

2023年に東京ディズニーシー(TDS)にオープンする8番目のエリア「ファンタジー・スプリングス」である。

こちらの内容は以前からも計画が公になっていたが、収益が激減する中でも事業計画にしっかり織り込まれており、今後も開発から工事が継続されることとなった。

今回の新社長である吉田氏は、責任統括部長も歴任したこともあり「このエリアはピーターパン、アナと雪の女王、塔の上のラプンツェルの3つ世界を集約して岩で囲まれた今までにない世界観を出している。当社の”希望の光”と考えています」と力強いコメントをした。

筆者である私も、2023年には感染病も落ち着きをみせ、また多くの方と共に東京ディズニーリゾートが賑わうことを願っています。

 

新エリアを動画で紹介


 ディズニーリゾート公式サイトYouTubeより

東京ディズニーシーは、東京ディズニーリゾートが38周年を迎えた4月15日、8番目のテーマポートとなる「ファンタジースプリングス」のイメージ模型の一部を公開しました。

テーマは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」です。

ディズニー映画である「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」を題材にした3つのエリアと、ポート全景を望み、最上級ランクの部屋を有する新たなディズニーホテルで構成。

総開発面積は東京ディズニーシー開業以来最大の約14万平方メートルにおよびます。

アトラクションやレストラン、そして魅力あふれる空間がゲストをそれぞれの物語の世界へと誘うこと間違いなし!

今から想像が止まりません!!(笑)

 

オリエンタルランドで社長交代した『吉田謙次』とはどんな人?

引用先:オリエンタルランド吉田新社長、「黒字目標取り下げず」: 日本経済新聞 (nikkei.com)

そもそも新社長の「吉田謙次」って誰?

はじめて名前を聞いた方の為にも知っておきたい、オリエンタルランドで活躍してきた吉田氏について経歴などを紹介していきます。

 

吉田社長の経歴をご紹介

代表取締役社長(兼)COO
吉田 謙次
Kenji Yoshida

1984年4月 当社入社
2015年4月 執行役員 経理部長委嘱
2017年4月 執行役員 フード本部長委嘱
2019年4月 常務執行役員 フード本部長委嘱
2020年4月 常務執行役員フード本部長・
第8 テーマポート推進本部長委嘱
2021年6月 代表取締役社長(兼)COO社長執行役員 (現任)

 

大学4年生だった当時の吉田氏は、1984年5月に開業したばかりの東京ディズニーランドを訪れ、入社する確信を持ったと話す。

東京ディズニーランドのオープン2年目に当たる1984年に入社。

まず配属されたのはレストランを運営する「食堂部」であった。

後に、経理部長など役職に就いた吉田氏の経歴が今でも生きる。

東京ディズニーリゾートの現在は、感染病拡大を受けて来場者数を原則「5000人以下」で営業する中、吉田社長は経理部門での業務経験が長かったこともあり「今季はまだ第1Q(四半期)が終わったばかり、今季の黒字を目指す方針は変わりない」と経営再建へ向けて取り組む考えを伝えた。

それ以降は、常務執行役員 フード本部長を経て社長となった。

自分の好きな食べ物については「東京ディズニーシーの和食レストラン『さくら』のとんかつは食べていただきたい。チルド冷蔵した豚肉で、そのおいしさを衣に封じ込めています」などと記者にもアピールしている。

フード本部長の経歴が、今後のディズニーリゾートで提供される商品などにも影響がありそうだ。

 

吉田社長の意気込み

オリエンタルランド8代目の社長に就任した吉田謙次氏が2021年7月1日、就任後初めて記者団の取材に応じた場で意気込みを語った。

▼内容は以下まとめ

  • 早期の業績回復
  • 新エリアへの投資

 

吉田社長は「この度の社長就任は、新しい環境下での今後の成長に向けて、また早期の業績回復の場面だと思う。それらを着実に遂行することが、私の使命」と意気込みを語りました。

感染病の影響で昨年度、株式上場以来初の赤字となる厳しい経営環境を踏まえながら「財務諸表を意識した経営判断が大事」と強調。

今後の成長戦略としては、前置きで紹介した東京ディズニーシーで開発を進めている”新エリア”の「ファンタジースプリングス」を新たな企業成長のための「希望の星」とし、今後も継続的な投資に力を入れて取り組んでいく姿勢をアピールされました。

新体制が始動したばかりとは言え、現在の社長に求められる手腕は並大抵ではないと認識するも、大きな期待が寄せられそうですね。

 

「吉田」違いでディズニーファンが混乱!?

「吉田」氏と言ってもオリエンタルランドの役員で、今回社長になりましたが、ディズニーファンならではの勘違いも面白いことに。

ファンなら知っていて当然な”ディズニー大好きファミリー”吉田一家。

吉田さんちのディズニー日記」でも圧倒的な人気を集める一般の方たち。

過去にはテレビチャンピオン「親子ディズニー通選手権」などにも出演し、見事に優勝するなどの経歴も。

現在ではディズニーに関する番組や本の監修などもう引っ張りだこ!

その一家の「吉田パパ」が今回ファンの間で、「社長になったの?」「あの吉田さん!?」と冗談も交えながら話題となっていたのです。

それが本当ならスゴイ状況になっているに違いありませんね。(笑)

 

社長交代でオリエンタルランドの赤字は変わるのか?吉田氏は『経営改善』が急務!

 現在のオリエンタルランドは上場以来の赤字み見舞われている最中。

そんな中、社長となった吉田氏は経営を軌道修正出来るのかが求められます。

戦略など予想される内容を紹介していきます。

 

上場以来初の赤字経営

オリエンタルランドは2021年4月28日に、2021年3月期の連結純損益が「541億円の赤字」に転落したと発表しました。

赤字としては「1996年の株式上場以来初めて」のことで、感染病拡大に伴う2020年の春に起きた臨時休園、その後の入園制限が大きく影響して売上が激減したことが要因。

2018年などは年間3000万人を超えるなどした入園者数も、2020年では「756万人」にとどまってしまい、開園した1983年度の「993万人」をも下回ってしまう事態になってしまった。

ディズニーリゾートを経営して来た中で「過去最低」を記録

そして、売上高は前期と比較すると「63.3%減」の1705億円で、前期の売上高の半分を下回る脅威の下落でした。

主力となるテーマパーク事業としては「65.0%減」の1342億円とこれまた半減以下で、ホテル・モノレール・他事業も半減となり、過去に見た事のない数字が並びました。

 

黒字経営する戦略は?

恐らく社長交代後も、はじめに取り掛かる対策は「人件費」の削減である。

東京ディズニーリゾートで働く従業員のうち、9割がバイトなど有名である話だが、そういったパートナーをはじめとした従業員解雇の動きが多くみられる。

前社長である上西京一郎の時代にも収益改善の一貫として人件費削減を取り組んで来た。

そして 2021年6月1日に、オリエンタルランドが社員の「早期退職」を実施していたことがわかりました。

感染病拡大で業績が悪化しているため、コスト削減を図るのが狙いです。

人件費としてはパートナーだけに及ばず、社員もコスト削減の対象に拡がった。

オリエンタルランドの退職支援制度「ネクストキャリア支援プログラム」の対象を、45歳以上で勤続10年以上の社員に拡大し、支援金も増額する形となった。

つまり高齢者に当たって来る、高給社員から削減を図る状況。

人数は公表されなかったが、募集期間は「2020年10月から2021年1月末」まで募集し、応募者は3月末までに退職。

サービス業界としては、不要な人を減らすことで業績を修正する傾向が目立つ近年。

オリエンタルランドは社長交代した今後も、継続的に人件費の削減が予測される事態となっている。

 

もう一つの収益改善では、吉田社長が前職で担当していた東京ディズニーリゾート内の「パークフード」に目を向ける。

こちらは前置きで話した様に「値上げ」をする考えである。

商品価値を向上させることで値上げを狙う仕組みだが、消費者に対する負担が増える形となり、実際には節約を心掛ける人が増える状況下で、果たして効果はあるのか心配である。

世間では生活環境が整っていない現在と、先行きが不透明な段階での値上げ戦略は、今後の東京ディズニーリゾートの未来にも関係する大きな判断となりそうだ。

 

株価・株主優待はどうなる?

2021年に行われた株主総会では今後を見据えた質疑応答が飛び交った。

その内容には今後の経営を心配する声もあがっていた。

株式配当や、優待なども今後どうなるのか気になるところである。

 

▼現在の株価情報

吉田社長が記者会見をした2021年7月日の終値は「15,840円」であった。

直近では15,000~16,000円台を上下する傾向にある。

社長交代したタイミングもそれほどに変わる状況ではなかった。

しかし、変化が大きいのは株式の配当金である。

2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
2021年
3月期
年間配当金(円) 第1四半期末
第2四半期末 20.00 20.00 22.00 13.00
第3四半期末
期末 20.00 22.00 22.00 13.00
合計 40.00 42.00 44.00 26.00
配当金額(百万円) 13,167 13,825 14,451 8,519
配当性向(%) 16.2 15.3 23.2
純資産配当率(%) 1.9 1.8 1.8 1.1

引用先:配当金 | 株式・社債 | 株主・投資家の皆様へ | 株式会社オリエンタルランド (olc.co.jp)

前期と比較すると配当金は「59%減」となっているのだ。

今後の経営改善が株価にどの様な影響をもたらすのかは注視する必要がある。

 

続いて、株主優待については大きく変わることはなく、現状維持となっている。

そもそも、オリエンタルランドの株式を購入する人たちの目的は「優待」目当てが多い。

つまり長期的な保有者が多く、盛んに売買をする傾向にはないようだ。

 

現行の優待制度

所有株式数 9月末 3月末 合計
100株以上 1枚 1枚
400株以上 1枚 1枚 2枚
800株以上 2枚 2枚 4枚
1,200株以上 3枚 3枚 6枚
1,600株以上 4枚 4枚 8枚
2,000株以上 5枚 5枚 10枚
2,400株以上 6枚 6枚 12枚

 

株主用パスポートの抽選による入園について

現在は抽選を行っている状況である為、株主優待チケットを使用する際はしっかりとチェックしておきましょう。

▼株主用パスポートも入園再開(2021.7.1時点)

東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーでは、健康と安全の確保を最優先とする運営を⾏うため、ご⼊園いただけるゲストの⼈数を制限させていただいております。これに伴い、株主⽤パスポートのご使⽤を休⽌しておりましたが、今般、株主⽤パスポートの抽選によるご⼊園を開始いたします。

 


オリエンタルランドで過去に交代してきた『歴代社長』もご紹介

 

川崎千春(創業者・初代社長・初代会長)

1903年4月5日生まれ、茨城県の出身。

東京帝国大学経済学部卒業後、創立されたばかりの川崎信託(現・三菱UFJ信託銀行)入社。

帝都タクシー(現・帝都自動車交通)に転じ、その後1940年1月、当時の京成電気軌道に会計課長として入社した。

京成電鉄で21年間トップの座に君臨し、京成グループの発展に貢献。

ディズニーパークの日本誘致を発案した人物でもあり、東京ディズニーランドの建設計画においても中心となった一人である。

オリエンタルランド初代社長、京成電鉄第5代社長。

※1977年8月~1978年8月まで社長は空席

 

高橋政知(二代目社長・二代目会長)

1913年9月4日生まれ、福島県福島市の出身。

1961年にオリエンタルランドへ専務として入社、1978年8月に第2代同社社長に就任。

千葉県浦安沖の漁業権放棄に向けて、地元漁業協同組合などとの補償交渉を担当した後、「東京ディズニーランド」の建設のために、ディズニー社との交渉などを担当。

その後、世界初の「海」をテーマにしたディズニーパークである「東京ディズニーシー」をはじめとした「東京ディズニーリゾート」の実現に大きな役割を果たした。

東京ディズニーシーが完成間近となった2000年1月31日、心不全のため東京都港区の病院で死去(享年86)。

故人の遺志により、葬儀は近親者のみで実施され、後日オリエンタルランドによる「お別れの会」が開かれました。

東京ディズニーランドのエントランスを抜けたワールドバザールにある「タウンセンターファッション」のショーウインドーの一角「FOUNDER」(創設者)の文字と共に「MASATOMO TAKAHASHI」の名前が刻まれた絵が飾ってあることでも有名。

1983年4月のTDL開業時に、運営会社であるオリエンタルランドの社長だった高橋政知の貢献度が称えられた証なのだ。

 

森光明(三代目社長)

1923年3月29日生まれ、徳島県徳島市幸町の出身。

1946年に京都帝国大学経済学部卒業と同時に三井物産に入社するも三井財閥解体のため、1年で退社。

その後、1947年9月に知人の勧めで日本興業銀行に入行、1973年に仙台支店長就任。

1975年に関連会社の常和興産常務取締役に就任。

1979年に同社の専務取締役を経て、1980年にオリエンタルランドの専務取締役に転身し東京ディズニーランド建設に参加。

1988年4月に高橋政知代表取締役社長の妻・弘子さんが心臓病の悪化した事をきっかけに、同年6月25日付で同社の3代目代表取締役社長に就任。

その後、1991年の銀行関係の新年会に元気な姿で出席していたが、年が明けた1992年1月9日に心筋梗塞を起こし東京都渋谷区の病院に入院するも、同年1月11日午後1時13分に帰らぬ人となった(享年68)。

※1992年1月に森光明社長が心筋梗塞で急逝したため、高橋政知会長が6月半ばまで社長を兼務

 

加藤康三(四代目社長・三代目会長)

1928年12月12日生まれ、東京都の出身。

1953年に東京大学農学部卒業と同時に千葉県庁に入庁、水産部長を経て、1985年にオリエンタルランドに移籍し専務取締役となる。

1988年4月に高橋政知代表取締役社長の妻・弘子さんが心臓病の悪化した事をきっかけに、同年6月25日付で同社の代表取締役副社長となった。

1992年1月9日に森光明社長が心筋梗塞で急死した為、同年6月23日付で4代目代表取締役社長に就任。

1994年2月14日に100%出資子会社「舞浜コーポレーション」を設立。

1995年6月に高橋が相談役に退き、3代目の代表取締役会長に就任、加賀見俊夫に社長の座をに譲った。

1996年6月12日には100%出資子会社「舞浜リゾートホテルズ」を設立。

1997年4月9日には100%出資子会社「舞浜リゾートライン」を、同年12月8日には100%出資子会社「グリーンアンドアーツ」をそれぞれ設立。

1998年6月15日には100%出資子会社「フォトワークス」、「デザインファクトリー」、「ベイフードサービス」をそれぞれ設立。

1999年2月4日には100%出資子会社「舞浜ビジネスサービス」を、同年3月4日には100%出資子会社「イクスピアリ」を、同じく10月20日には100%出資子会社「アールシー・ジャパン」をそれぞれ設立。

2000年10月6日には100%出資子会社「リゾートクリーニングサービス」を設立。

2001年6月8日には100%出資子会社「舞浜ビルメンテナンス」、「オーエルシー・キッチンテクノ」をそれぞれ設立し、同年9月4日に東京ディズニーシーを開園させた。

2002年4月1日 に「ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン」100%出資子会社「リテイルネットワークス」の全株式を取得し完全子会社化、同時にディズニーとライセンス契約を締結し日本国内のディズニーストアの経営に着手し、同年9月24日にすべての役目を終えたかのように退社した。

会社設立した経歴が多く、ディズニーストアなども手掛けた方です。

 

加賀見俊夫(五代目社長・四代目会長)

代表取締役会長(兼)CEO
加賀見 俊夫
Toshio Kagami

1972年10月 当社入社
1981年6月 取締役総務部長兼人事部長
1983年6月 常務取締役
1991年6月 専務取締役
1993年6月 取締役副社長
1995年6月 代表取締役社長
2005年6月 代表取締役会長(兼)CEO (現任)

 

1936年1月5日、東京都江東区生まれ。

開成中学校・高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部政治学科に進学。

大学卒業後は京成電鉄に入社。

長らく京成電鉄とオリエンタルランドの仕事を兼務した後、京成電鉄・三井不動産・朝日土地興業の合弁会社オリエンタルランドに移籍。

「東京ディズニーランド」の開業や「東京ディズニーリゾート」の誕生に携わった。

現在でも加賀見氏をなくしてはディズニーを語れない程の有名人である。

 

福島祥郎(六代目社長)

1946年12月5日生まれ、千葉県の出身。

1969年に中央大学経済学部を卒業後、オリエンタルランドに入社。

1991年にオリエンタルランド広報部長に就任、その後、同社取締役経営企画室長、常務取締役営業本部長・運営本部長、代表取締役専務・テーマパーク統括本部長を歴任。

2005年には、同社代表取締役社長(兼)COOに就任し、同社史上初の生え抜き社長として注目を集めた。しかし、入場者数過去最高を記録していた絶頂期に「既定路線」と社長を退任した。

 

上西京一郎(七代目社長)

1958年1月15日生まれ、東京都の出身。

中央大学文学部を卒業後、1980年にオリエンタルランドに入社し、総務・営業などに携わった後、2003年に取締役に就任、2009年に代表取締役社長兼COOに就任した。

1980年(昭和55年)3月 – 中央大学文学部卒業。

1980年(昭和55年)4月 – 株式会社オリエンタルランド入社。

2001年(平成13年)5月 – 株式会社オリエンタルランド 総務部秘書役。

2003年(平成15年)5月 – 株式会社オリエンタルランド 総務部部長。

2003年(平成15年)6月 – 株式会社オリエンタルランド取締役 総務部部長。

2005年(平成18年)5月 – 株式会社オリエンタルランド取締役執行役員 総務部、広報部担当兼総務部部長。

2006年(平成18年)4月 – 株式会社オリエンタルランド取締役執行役員 総務部、広報部担当。

2008年(平成20年)4月 – 株式会社オリエンタルランド取締役執行役員 経営戦略本部本部長兼広報部担当。

2009年(平成21年)4月 – 株式会社オリエンタルランド代表取締役社長兼COO。

 

2011年に起きた東日本大震災など、長く社長を務める中で数々の困難からディズニーの経営を支え続けた上西氏。

任期満了となった2021年6月で社長を退いた。

 

社長交代したオリエンタルランドの上西氏は『会長』ではない?

引用先:TDL駐車場に登場!(画像ギャラリー No.3) | 新型車リリース速報【MOTA】 (autoc-one.jp)

前社長の上西氏は「特別顧問」

今後もオリエンタルランド・ディズニー関連の組織に関与し、意志決定を行う権限を持たないが、意見を述べる役職に就いた。

上西氏は12年と言う長い社長経歴を持ち、オリエンタルランド・ディズニー経営の柱として長期的戦略を打ち出してきた。

その十分なノウハウを持って、今後もディズニーの発展に対する意見を述べて貢献してくださることでしょう。

 

特別顧問ってなにするの?

顧問とはある組織に関与し、意志決定を行う権限を持たないが、意見を述べる役職やその役職に就いている者のことである。

 

顧問の役割とは

顧問とは、社長など企業の経営に直接携わる人に対してアドバイスをしたり、実務補佐を行なったりする人で、「アドバイザー」や「ブレーン」と呼ばれることもある。

豊富な知識や経験を活かして事業の改善や業績の向上、人事制度改革などに貢献するのが顧問の役割となる。

顧問は大企業の役職とは違います。

多くの中小企業やベンチャー企業も、アドバイザーとして顧問の力を借りることで自社で不足している経験や知識を補い、より正しい経営判断が下せるように努めています。

 

顧問の立場とは

顧問は、社長・会長・取締役・監査役といった会社法上で定められている役職ではない。

経営者としての立場で経営に参画するわけでもありませんし、従業員の立場を持って会社で仕事をするわけでもありません。

あくまでも第三者という立場で、持ちかけられた相談に対して助言を行なう働き方をします。

設置するかどうかはあくまでもその会社の任意となる。

顧問がどのくらいの権限を持つのか、どのくらいの期間役職を務めるのかについても会社で設定することになります。

 

顧問の待遇は?

社長・会長など会社法上の役職ではない顧問は、各企業によってその働き方は異なりますが、一般的には労働者という扱いではなく「委任契約」を結びます。

常に勤務しているわけではない顧問に関しては、フリーランスのように「報酬」という形で受け取ります。

常に勤務している顧問に関しては、一般の役員と同様に会社から「給与」という形で受け取ることもある。

報酬についても明確な基準はなく、非常勤顧問の中には役員クラスの報酬をもらっている人もいれば、無報酬の人もいるのが実情。

企業はアドバイザーとして呼びたい人の過去の実績などを考慮した上で、どのくらいの貢献度が期待できるのかに応じて報酬額を決定しています。

 

なぜ「会長」ではないの?

おそらく、「加賀見俊夫」会長が関係していると予想します。

基本的には社長を終えると会長に就くといったシナリオも多いですが、全員がそうなるわけではありません。

オリエンタルランドは過去にも会長は前任者が継続するケースがありました。

しかし今回の場合では”ドン”としても名声が高い加賀見会長(85)が高齢ながらも継続することになったのです。

この継続には新エリアOPに向けた課題や、人事の内容など、加賀見氏でないと推進出来ないことがあると推測しました。

全体の経営バランスが整ったところで、退任する可能性がありますね。

その時には会長が誰になるのでしょうか。

 

オリエンタルランドの社長交代で変わる今後まとめ

オリエンタルランド前社長である上西京一郎氏から社長交代するのはなんと12年振りのこと。

今回の人事で新しくオリエンタルランド社長に就いた吉田謙次氏は経営方針として、「値上げ」する姿勢と、以前より推進されてきたディズニーシーの新エリアOPに向けてしっかりと取り組む方向性が確認されました。

今後はディズニーもどの様に変わるのか気になることが多く、特に気になるのは「値上げ情報」でしょう。

そして社長交代で上西京一郎氏が会長に就くのかと思いきや、”ドン”とも呼ばれる85歳にもなる加賀見俊夫会長が現役を続行されることにも驚きました。

これから吉田氏に求められるのは「経営改善」であり、現在の赤字がどれほど黒字に変わるのか、投資家たちも注目する状況が続くでしょう。

いずれにしても、今後のディズニーリゾートにはファンたちも期待し、そしてみんなで”夢の国”の発展に協力して行きたいものですね!

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