「記録的な暑さ」が続く夏、ディズニーランドやディズニーシーでは「熱キャン」が多発していると話題になっています。
熱キャンとは…字の感じから「高温で中止」のことかな?とは思うけど、具体的にどれくらい暑いと熱キャンになる可能性があるの?
暑い中で長い時間待って、結局中止…ってなったら目も当てられないんだけど!?
ある程度予測しておく方法はないの?
やむを得ない理由があると頭では分かっていても、楽しみにしていたショーやパレードが中止になってしまったら「何で!?」となりますよね。
そこで今回は、ディズニーのショーやパレードが熱キャンになる基準について徹底調査しました!
熱キャン以外の中止理由についても、基準や事例をまとめていますのでぜひ最後までご覧ください♪
「中止になるかも?」という予測ができるように基準をお伝えしますが、最終的な中止決定はその日の気候条件を総合的に考慮して判断されます!
あくまで目安としてお読みくださいね。
ディズニー【熱キャン】とは何か徹底調査!
初の熱キャン pic.twitter.com/xrABQvDao8
— Ko-chan (@donaldo0609) July 17, 2023
早速、熱キャンとは何か、どんな条件の時に発生するのかについて詳しく解説していきます!
ディズニー【熱キャン】基準:気温や風の様子で判断
熱キャンとは、読んで字のごとく「熱(高温)によるキャンセル」のこと。
熱キャンになる基準は次のように言われています。
- 気温が30度以上
- ほぼ無風の状態…etc
このほか、湿度なども判断基準に入っているのではないかと言われています。
熱キャンは残念ではありますが、ゲストも含めてパークに関わるすべての人の健康を守るために必要な措置なんです!
特にダンサーやキャラクターは、猛暑の中休憩なしで踊るんですもんね…
暑い時期にショーやパレードを待つ場合は、熱キャンに対する覚悟をしておくだけでなく、熱中症対策も忘れないでくださいね。
なお熱キャンが起こりやすいのは7月〜8月の夏場ですが、過去にはディズニーシーでハロウィンの水上ショーが熱キャンになったことも。
9月中旬くらいまでは熱キャンに警戒が必要です。
ディズニー【熱キャン】可能性のあるコンテンツをご紹介
熱キャンが発生する可能性のあるショー、パレード、アトラクションは次のとおりです。
【ディズニーランド】
- 日中のパレードや屋外ショー
- アトラクション「ビーバーブラザーズのカヌー探検」
【ディズニーシー】
- 日中の水上ショー
- アトラクション「ヴェネツィアンゴンドラ」
いずれも屋根がなく、アトラクションに関しては人力で動かすものとなっていますね。
ショーやパレードに関しては完全に中止までいかず、「熱バ」と呼ばれる短縮バージョンで実施されることもありますよ。
熱バの場合、
- 出演者を少なくする
- 演出の一部カット
などで公演時間が短くなります!
ディズニー【熱キャン】パークの対応をご紹介
ゲストから見て非常に残念な熱キャンですが、パークももちろん中止にしたくてしているわけではないんです。
「せっかく遊びに来てくれたゲストに完全なものを見せたい」という思いから、次のような対応をとっているんですよ。
- 熱キャンの発生を抑えるために、ショーやパレードの時間を夕方に変更
- 熱キャンが発生した場合(完全に中止になった場合)はプレミアアクセスを払い戻し
- 熱キャンなしでパレードを行う場合、ダンサーの熱中症対策として給水スポットを設置
記録的な猛暑の日は夕方になっても気温が落ちず、結局熱キャン…という事態も発生してはいますが、できることはしている…というのが伝わってきますよね。
ダンサーの給水に関してはこれまでも行われていたのですが、2023年7月20日からさらに大々的に行うようになっています。
今日からダンサーさん給水タイム🥤 pic.twitter.com/UKfCHVrj4V
— みやみや (@mya__mickey) July 20, 2023
このようにゲストから目に見えるところで給水してくれていると、見ている側としてもちょっとだけ安心できますよね。
素敵なパフォーマンスで楽しませてくれる出演者のみなさんには元気でいて欲しいですもんね。
◆ベイマックスの散水パレードは熱キャンなし!
2023年7月から始まっている夏のプログラムの1つ、「ベイマックスのミッション・クールダウン」は熱キャンの心配がないパレードです!
このパレードにはダンサーさんがいないのよね!
最初に聞いたときは「寂しいな」って思ったけど、暑さのせいで水撒きパレードが中止になったら元も子もないもんね〜
暑いときでも、「このパレードは熱キャンにならない」という安心感があるのは嬉しいですよね。
ディズニー【熱キャン】以外の中止基準を徹底解説
ディズニーでショーやパレードが中止になってしまう理由は、暑さだけではありません。
ここからは、熱キャン以外の気候条件による中止基準について解説していきます。
- 降雨
- 強風
ディズニー【雨キャン】基準:1時間あたり2mm以上が目安
雨による中止(雨キャン)や内容変更(雨バ)の基準は次のとおりです。
- 雨キャン:1時間あたり2mm以上
- 雨バ:小雨程度〜
このほか、「このあと雨が降ってきそう」という空模様の場合はパレードの開始時間が少し前倒しになったり、上演途中で本降りになった場合はパレードの速度が少し上がったりという対応が取られることもあります。
ディズニー【雨キャン】可能性のあるコンテンツ
雨キャンが発生する可能性のあるコンテンツは、「屋外で行われるショー・パレード」。
この基準は、ディズニーランドもディズニーシーも同様です。
雨が降ること自体よりも、それによって足場が濡れて滑りやすくなることが問題なんです!
キャラクターやダンサーが転んで怪我をしたら大変ですもんね…!
アトラクションに関しては、屋外にあるものでも多少の雨で休止になることはありませんが、乗っている間は傘がさせないので、体調管理に気をつけてくださいね。
◆雨の日にしか楽しめないパレードもある!
ディズニーランドの夜のパレード「エレクトリカルパレード」が雨キャンになった場合、「ナイトフォールグロウ」という雨の日限定のパレードが行われる可能性があります!
雨で濡れた地面にフロートの光が反射して格別な美しさなので、雨の日でもがっかりしないでくださいね♪
ディズニー【風キャン】基準:風速10m以上が目安
雨以上に警戒が必要なのは、実は風なんです。
強風が原因でショーやパレードが中止(風キャン)や内容変更(風バ)となる基準はこちらです!
- 風キャン:風速10m以上
- 風バ:風速5〜6m以上
…といっても、風速は体感では分かりにくいですよね。
そこで、「パークが強風に警戒しているとき」の対応例をご紹介します。
- パーク内のパラソルがたたまれている
- トラッシュカン(ゴミ箱)が結束バンドで固定されている
これらは代表的なパークの「強風対策」です。
こういった状況が見られるときは10m以上の強風が見込まれる…つまり風キャンになる可能性が非常に高いです!
風バのときは、出演者の一部カットや風に煽られやすい衣装の変更、パイロ(花火)のカットなど、ショーやパレードを安全に上演するための工夫がされますよ。
ディズニー【風キャン】可能性のあるコンテンツ
風キャンになる可能性があるのは次のようなコンテンツです。
【両パーク共通】
- 屋外のショー・パレード
- 花火
【ディズニーランドのアトラクション】
- ビーバーブラザーズのカヌー探検
- トムソーヤ島いかだ
- 蒸気船マークトウェイン号
- 空飛ぶダンボ
【ディズニーシーのアトラクション】
- ヴェネツィアンゴンドラ
- トランジットスチーマーライン
- エレクトリックレールウェイ
ここに書かれていないアトラクションでも、状況により運行休止となる可能性がありますのでご注意くださいね。
花火に関しては、風速だけでなく風向もキャンセルの基準となります!
「上空の気流が不安定なため…」というアナウンスが入る場合は、南風が吹いている日。
南風だと住宅街の方に花火ガラが飛んでいってしまうので、花火を上げることができないんです。
ディズニー【ちょっと変わった中止基準】もご紹介!
熱キャン、雨キャン、風キャンと、ディズニーの3大中止理由についてお伝えしてきました。
ここからは、その他の「〇〇キャン」についてご紹介しますね。
「なるほどね〜」というものから、「そんなことある!?」ということまで、結構いろんな理由でショーやパレードが中止になってきたんですよ〜!
ディズニー【変わった中止基準】①人キャン
人キャンというのは、「待っている人が多すぎる(密集しすぎている)」ことによる中止のことです。
こちらが主に発生するのはキャラクターグリーティング。
好きなキャラクターに会いたいからといって、マナーやルールを守らずに出待ちしてしまうと、結局キャラクターが出て来れなくなっちゃう…ってことね。
人キャンの怖いところは、一度発生するとその後永続的になくなってしまう可能性があるということです。
その場所で二度とキャラクターに会えなくなる…なんて事のないように、節度を保ってグリーティングを楽しみたいですね。
キャストから移動するようにお願いされた場合は、素直に従いましょう!
ディズニー【変わった中止基準】②シスキャン・音キャン
システムや音響設備にトラブルがあった場合にも、ショーやパレードが中止になることがあります。
ディズニーランドのショー「ミッキーのマジカルミュージックワールド」は大掛かりな舞台装置を使用しているから、シスキャンが起こりやすいんだって。
仕方ないけど…せっかく抽選に当たったのに途中で中止、なんてことになったら切なすぎる…
このほか、パレードの途中で音が急に止まってしまった…などというトラブルも過去にはありました。
夢の国といえど、機械で管理しているものは不具合を起こすこともありますよね。
そう分かってはいても、思わずざわついてしまいます…
ディズニー【変わった中止基準】③雪キャン
他の気象状況と比べると発生頻度は著しく低いですが、積雪による中止も発生したことがありますよ。
雪が積もって足元が滑りやすくなると、屋外のショーやパレードは危ないですよね。
そのほか、朝イチで積雪があると屋外のアトラクションを動かせなかったり、そもそも電車が動いてなくてキャストが出勤できなかったり…といったこともありました!
熱キャンの逆のような、いわば寒すぎることによる中止ということですね。
雪が積もっていなくても、水場の近くは地面が凍結して危険…ということもありますので、暑さだけでなく寒さにも注意が必要です。
ディズニー【変わった中止基準】④穴キャン
穴のせいでショーやパレードが中止…信じられないことのようですが、これまでに2カ所で発生しているんです。
- ディズニーシー:ドックサイドステージ
- ディズニーランド:パレードルート
ドックサイドステージでの穴キャンは、「ハローニューヨーク」というショーの上演中にダンサーさんが披露したアクロバット技がきっかけでステージ上に穴が空き、ショーが途中で中止に。
その後、ステージの修復が完了するまでショーが上演できなかった…という事件でした。
ダンサーさんに怪我がなくてよかったわね…!
一方ディズニーランドでは、配管工事後の不具合が原因でパレードルートの一部分が陥没。
こちらはキャストが出勤した時点で発見したため、その日1日全てのパレードが中止になりました。
今年最初で最後のランドハロウィン🎃👻
せっかくインしたのにパレルが凸凹で今日のパレード全キャンらしい😭😭😭
ちなみにハロニュの穴キャンに続いて人生2回目の穴キャンをくらった私😂 pic.twitter.com/4qeGY2udwr— あき🐭💝🐭🎀 (@aki_mickey_0527) October 12, 2022
パレードを楽しみにしていたゲストとしては残念以外に言葉が見つかりませんが、あの大きなフロートが通るわけですからパレードルートの整備不良は大問題ですよね。
パレードルートの穴キャンは翌日には復旧しました。
たった1日で直してしまうのは、さすが日本の技術力というべきでしょうか…
ディズニー【変わった中止基準】⑤夜露キャン
夜露が原因でステージが濡れてしまい、屋外のショーが上演できなくなることを夜露キャン(あるいは露キャン)と言います。
こちらはディズニーシーのドックサイドステージで多く見られる現象でした。
日中と夜との気温差が激しいと、露キャンが発生しがちです!
ドックサイドステージで夜のショーを待つ場合には警戒が必要ですね。
ディズニー【変わった中止基準】⑥倒木キャン
こちらは2019年の秋、大型台風が千葉県を直撃した翌日に見られたものです。
台風の影響でパーク内に多数の倒木が発生したのですが、そのうちの1つがディズニーランドの「ショーベース」入り口をふさいでしまったというもの。
当時ショーベースで行われていた「ワンマンズドリームⅡ」が中止になってしまいました。
ディズニー倒木まとめ②#tdr_now pic.twitter.com/o63el6UcZ0
— ゆっきー@7/22-24新潟 (@toshi_so) September 9, 2019
ショーの中止が残念という以上に、これだけの倒木があると恐ろしいですよね…
こちらは熱キャンや雨キャン、風キャンのように発生頻度が高いわけではありませんが、今年も台風のシーズンが近づいています。
十分に安全に気をつけてパークを楽しみたいですね。
ディズニー熱キャンとは?ショーパレードの中止基準を徹底調査まとめ
色んなショーパレが倒れる中、熱キャンの可能性0%の最強パレード。その名も、
「ベイマックスのミッションクールダウン!」 pic.twitter.com/hkmTDJSgN4— ヒック (@M60766246) July 18, 2023
本記事では、夏のディズニーで話題になっている熱キャンとは何なのか、熱キャンとなる基準は一体どの程度なのかについて解説してきました。
熱キャンとは:高温によるショーやパレード、アトラクションの中止
熱キャンの基準:高温多湿・無風状態など
楽しみにしていたショーやパレードが熱キャンになったら残念ですが、待っているゲストの側も熱中症には厳重な注意が必要です!
こちらの記事を参考に、暑さ対策の持ち物をしっかり準備してくださいね。
また、熱キャン以外の中止基準や、これまでに実際にディズニーで発生した、ちょっと変わった中止基準についてもご紹介してきました。
想定外の理由でショーやパレードが中止になった例も意外とたくさんあるんですよね。
何が起きるかわからないけど、ハプニングも含めて楽しい思い出にできたらいいわね!
夏の暑さもその他の天候不良も、パーク近くのホテルにお泊まりすれば快適に過ごせますよ。
いつどのホテルに泊まるか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください!