2001年9月4日のオープンから、人気の衰えない東京ディズニーシー。
2024年6月6日には、大人気キャラクター「アナと雪の女王」や「塔の上のラプンツェル」「ピーターパン」を題材とした待望の新エリアがグランドオープンを控えています!
いつも私たちを魅了してくれるディズニーシーですが、日本だけの施設である理由は何でしょうか?
海がある地域はたくさんあるのに…どうしてかな?海外の反応も気になるね
そこで今回は、ディズニーシーが日本だけにある理由を、海外の反応を交えながらまとめてました。
大人気キャラクターのダッフィたち、海外のみんなも好きなのかな~
それでは、いってみましょう!!
ディズニーシーが日本だけにある理由を歴史から分析!
そもそもなぜ、海をテーマにした施設を日本にオープンすることになったのでしょうか?
ディズニーの歴史を振り返りながら、その理由をみていきましょう。
ディズニーシーが日本だけにある理由①ロスでの建設が白紙になった
1992年にロサンゼルスの海岸に建設が予定されていたのが、まさにディズニーシーでした。
ところが、環境規制などの諸事情から計画を断念せざるをえなくなります。
ロサンゼルスの候補知はロングビーチという地域で、観光だけではなく、工業も盛んな場所なんですって。
パークのイメージとのすり合わせが難しかったのかなぁ…
当時のディズニーシーのコンセプトをそのまま生かし、現在の場所への建設となりました。
そこには、建設までの長い年月と、当時の日本ならではの懸念材料もあったようですよ。
ディズニーシーが日本だけにある理由②東京第2のパーク案としての浮上
実は、日本で2番目のディズニーテーマパークの建設が考案されたのは、1988年なんです!
その時の予定では、「アメリカやフランスのディズニーにあるハリウッド映画スタジオをモデルにした施設の建設」でした。
そうなんだ…。
でも、日本ってそんなに映画に夢中になるような時代だった?
そう、そこがポイントなんです。
当時の日本にはまだ映画文化での馴染みがなく、ディズニー側も大きな懸念があるとして、建設は白紙に戻ってしまったのです。
ディズニーシーが日本だけにある理由③風土や文化に合わせて再検討
いよいよ日本でのディズニーシー建設となり、コンセプトの見直しが始まりました。
そこで考案されたのが、現在の東京ディズニーシーに繋がる「7つの海」という“海”をテーマにしたものです。
なるほどね。日本の場合は「ハリウッド映画の臨場感」を体験するよりも、非日常な世界観にどっぷりと浸れる方が好まれるのかもしれないわね!
もし仮に初期の計画が見直されることなく進んでいたとすれば、東京ディズニーシーは、存在さえしなかったかも…ということにもなりますね。
紆余曲折を得ながら、独自のコンセプトで私たちを魅了するディズニシーの今後にも期待が膨らみます。
ディズニーシーは日本だけ?他パークとの違い3選
ここからは、海外のディズニーとの違いや、人気のキャラクターの反応などをチェックしていきます。
- コンセプト
- ダッフィーフレンズの人気
- アトラクションの種類
普段、私たちは当たり前に行っていることも、海外のファンから見たら驚くことも多いようですよ。
さっそく見ていきましょう!
ディズニーシーと他パークの違い①コンセプト
ディズニーシーは冒険とロマンス、発見と楽しさにあふれる、イマジネーションに富んだ新しい世界をテーマに、建設されました。
冒頭でもお伝えしましたが、海外のディズニーは、「ハリウッド映画の臨場感」を間近で感じることができるような施設が多く存在します。
海にまつわる物語、伝説からインスピレーションを得た、独自の世界観は日本のディズニーシーだけで体感できます。
海外のファンもその世界観に魅了されて、何度もパークを訪れるみたいだよ~
ディズニーシーと他パークとの違い②ダッフィーフレンズの人気
ディズニーシーの大人気キャラクターといえば、ダッフィー!
そのダッフィー、実はディズニシー発祥のキャラクターなんですよ。
子供から大人まで魅了する愛くるしいキャラクターだよね!
本来、ディズニーのキャラクターたちはアメリカから登場がほとんどなのですが、ダッフィーは日本から登場しました。
現在は香港ディズニーでグリーティングやグッズ展開も行われているようですが、日本ほどの熱狂的な人気はありません。
アメリカのディズニーでは、4年ほどでダッフィーのアイテム販売が終了してしまったらしいよ…
ぬいぐるみを持ち歩き、お気に入りの着替えやフォトスポットで撮影したりする日本人の姿に、びっくりするそうですよ。
その国の国民性にもよるのでしょうが、ダッフィーの愛くるしさは、日本人向けの「可愛い」が凝縮されたものなのかもしれませんね。
ダッフィーフレンズの情報は公式サイトに詳しく記載されていますよ。
ディズニーシーと他パークとの違い③アトラクションの種類
風景を楽しみながら、のんびりと過ごすこともできるディズニーシー。
海外のディズニーファンからも、ゆったりとした時間の流れや落ち着いた雰囲気が好評なんですよ。
ディズニーランドと比較すると、絶叫系アトラクションが多いディズニーシーですが、海外ディズニーにはもっとスリリングなアトラクションが展開されています。
え?そうなの?ディズニーシーだって、絶叫系アトラクションあるのに…それ以上の怖さなの!?
ディズニーシーでも大人気のアトラクション「タワーオブテラー」は、フリーフォールタイプの絶叫アトラクションです。
海外にも「タワーオブテラー」はありますが、シリキウトゥンドゥは出てこない代わりに、異次元に繋がる演出があり、非常に不気味な世界観だそうです。
また、カリフォルニアのディズニーには、「最恐」とまで呼ばれる「ピクサーパルアラウンド」という観覧車があり、10分ほど…じわじわ…と揺れて…降りられない…という、ゾッとするような仕掛けがあるんです。
日本でよく見る…のんびり動く観覧車じゃないの!?
このように、海外のディズニーには、パワーアップした絶叫系アトラクションが多く存在していますが、日本のディズニーの絶叫系アトラクションが気になる方はこちらをチェックしてみてくださいね。
ディズニーシーへの海外の反応5選
ここまでディズニーシー開園までの歩みや、海外ディズニーとの違いをチェックしてきました。
ここからは日本独自のコンセプトを持つディズニーシーへの、海外の反応を確認してみました。
- 外国人ゲストが増加している
- コスパの良さが人気
- 日本語が分からなくても楽しめる
- 施設が綺麗
- ショーの鑑賞マナーが良い
それでは詳しく見ていきましょう!
ディズニーシーへの海外の反応①外国人ゲストが増加している
残念ながら具体的な入場者数についての情報は見つかりませんでした。
ですが、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの見通しによると、2023年度の売上は過去最高になるとされています。
発表記事から要約しました。
- 入場者数に占める外国人観光客の比率が過去最高の13%に上る
- 感染症流行時期からの想定以上の回復を見せ、外国人観光客が増加
- 変動価格制を取り入れたチケットも好評
- ディズニーランドの40周年イベントとの相乗効果
- グッズなどの売り上げも好調
今後、新しいアトラクションもオープンすることですし、まだまだ海外からのファンの来園が増えそうですね!
ディズニーシーへの海外の反応②コスパの良さが人気
世界には、東京・香港・上海・パリ・フロリダ州オーランド・カリフォルニアの6箇所にディズニーランドがあります。
ちなみに、世界初のディズニーは、アメリカ・カリフォルニア州のアナハイムにある「ディズニーランド・パーク」だよ。
ウォルト・ディズニーが直接手掛けた夢の詰まったテーマパークで、「地球上で一番ハッピーな場所」ともいわれているよ。
為替レートによって多少の変動はありますが、海外のディズニーリゾートではチケットが10000円越えは当たり前のようです。
最も利用する人が多いと思われる1デイパスポート(大人料金)で、価格を比較してみました。
世界のディズニー | 日本円での値段 |
東京 | 7,900円~10,900円 |
カリフォルニア | 約13,000円~ |
フロリダ | 約14,500円~ |
香港 | 約8,500円~ |
上海 | 約11,200円~ |
パリ | 約18,000円~ |
諸外国のディズニーのパークチケットの中でも、日本のディズニーチケットは最安値となっていることが分かります。
加えて、日本のキャストの行き届いたサービスや、日本にしかないアトラクションなど魅力あふれるディズニーシー。
アプリから取得できる無料のアトラクションパスも人気だよ。
旅費や食事代なども考えると、海外のディズニーファンから「コスパがいい!」と絶賛される理由がわかりますね。
ディズニーシーへの海外の反応③日本語が分からなくても楽しめる
アトラクション毎に注意事項などは外国語でもアナウンスされるので、海外からの観光客も安心して利用することができます。
また、日本語が分からなくても、映像や音楽、キャラクターとのふれあいなど、楽しめるポイントが多いのもディズニーシーの特徴ですね。
例えば、「ビッグバンドビート」は、本格的なジャズやタップダンスを観ることができますし、ジャズも英語で歌われているので、海外の方も楽しめます。
「トイ・ストーリー・マニア」はシューティングゲームですから、道具の扱い方が分かれば、日本語が分からなくても問題ないでしょう。
ディズニーシー限定のアトラクションもたくさんあるから、海外の人もたくさん楽しめそうだね!
ディズニーシーへの海外の反応④施設が綺麗
ディズニーシーのみならず、リゾート全体が評価されているポイントです。
海外の情報サイトからの口コミをまとめてみました。
- トイレには、おむつやおしりふきが揃えられたおむつ台が並んでいて、使用後はスタッフが台をきれいに拭いてくれるからびっくりするぐらい清潔だった
- アトラクションも定期的に掃除されているようで、安心した
- どんなに混雑していても、通路のごみもあっという間に回収されているし、絵を描くパフォーマンスまであって、素晴らしい
- 繁忙期でも、ごみ箱が満タンになってあふれているところを見たことがない
ディズニーシーの綺麗さに驚くコメントがたくさん並んでいました。
また行きたい!と思えるような美しい園内を作り出すキャストの皆さんの努力の賜物ですね。
ディズニーシーへの海外の反応⑤ショーの鑑賞マナーが良い
日本のディズニーではごく当たり前になっている、前方で観覧する人は着席している思いやりのルール。
実は日本だけの文化で、海外から来たディズニーファンはとても驚くそうです!
海外のディズニーでは割り込みや、目の前でカメラを持ち上げて撮影されるなんてこともよくあるそうよ…
互いに思いやりを持ちながらパーク内でも過ごせるのは、素晴らしいことですよね。
ディズニーシーのショーが気になる方はこちらをチェックしてみてくださいね。
ディズニーシーが日本だけにある理由は?海外の反応も徹底調査まとめ
いかがでしたか?
今回はディズニーシーが日本だけに建設された理由、その歴史を振り返りながら、海外の反応なども交えてご紹介してきました。
まとめてみましょう!
- ロスでの建設計画が白紙になった
- 以前から第2のパークとしての建設計画はあったが、当時の日本は映画文化が根付いておらず、撤回された
- ロスで計画されていた「ディズニーシー」の建設計画のコンセプトを見直し、今のディズニーシーが建設された
- 海をテーマにしているのは日本だけ
- 日本では大人気のダッフィーフレンズだが、海外での人気は日本ほどではない
- 海外には背筋がぞっとするような絶叫アトラクションが多い
また、ディズニーシーに来た海外ファンの反応もまとめていきました。
- 渡航ができるようになり、海外からのファンの来園が増えている
- 海外のディズニーと比べるとチケット代が安い
- アトラクションやパレードは映像や音楽などが素晴らしく、日本語が分からなくても十分楽しめる
- 繁忙期であっても園内がどこも綺麗にされている
- パレード観覧時に座っていたり、周りに配慮できるのも日本ならではの取り組み
褒めてもらえるポイントが多くて、日本のファンとしてとっても嬉しい!
世界に多くのファンをもつディズニーシーですが、全世界にあるディズニーリゾートの中でも「東京ディズニーシー」はここにしかなく、唯一無二の存在ですね。
今後も世界中のディズニーファンを魅了していくことでしょう!