ディズニー好きなら誰でも憧れる「年パス」ですが、2020年の7月から現在まで販売中止となっています。
販売再開も未定なので、実質廃止の状態です。
年パス復活を求める声はもちろん上がっているのですが、逆に「年パス廃止嬉しい」「年パスやめてほしい」といった声も上がっているんです。
そこで今回は「ディズニー年パス廃止嬉しい」「年パスやめてほしい」という声が上がっている理由を徹底調査してみました。
気になる方は是非最後までご覧くださいね。
ディズニー年パス「廃止嬉しい」という声の理由を徹底調査
引用元:東京ディズニーリゾート公式サイト
まずはディズニー年パス廃止が嬉しいという声が上がっている理由を調べてみました。
- 混雑が緩和される
- ショーやパレードのクオリティが上がることへの期待
では、順に説明していきます。
ディズニー年パス廃止嬉しい理由①混雑が緩和される
ディズニー年パス廃止が嬉しいと感じる理由の1つが「混雑が緩和される」ことです。
開園当時はそれほど混雑していなかったディズニーですが、80年代後半にオフィシャルホテルが次々開業し、90年代頃から年間入場者数が1500万人を超えるようになってきました。
そして2013年から2018年までは、年間入場者数が3000万人を超える異常な混雑状況となっていました。
年 | 年間入場者数 |
1983(TDRオープン) | 993万人 |
1987 | 1197万人 |
1989 | 1475万人 |
1992~1995 | 約1500万人~1700万人 |
1996~2000年 | 約1600万人~1700万人 |
2001年(TDSオープン) | 約2200万人 |
2002年~2005年 | 約2500万人 |
2006年~2012年 | 約2500万人~2700万人 |
2013年~2018年 | 約3000万人~3300万人 |
2019年 | 約2900万人 |
2020年 | 約756万人(コロナにより激減) |
2021年 | 約1200万人 |
2022年 | 約2200万人 |
2023年10月 | 約2600万人 |
2024年 | 約2800万人の見込み |
2001年以降はランドとシー合わせての人数ですが、それでも開園当初の3倍になっているので、1パーク当たりのゲストの数も明らかに増えてますよね。
年パスを持っている人たちは、イベントごとにディズニーに行ったりイベントがない時期でも時間があればディズニーに行く人が多いので、必然的に入場者数は増えます。
年パス廃止となれば、入場者数は減ることが考えられるので、混雑の緩和が期待されます。
ディズニー年パス廃止嬉しい理由②ショーやパレードのクオリティが上がることへの期待
ディズニーに行ったら、ショーやパレードも楽しみたい方が多いですよね。
でも、ここのところディズニーのエンターテインメント予算は削減されています。
理由はいくつかあるのですが、理由の1つが年パス持ちによる長時間の場所取りだったのではと言われているんです。
年パスを持っている人の多くは、アトラクションよりもショーやパレード(特に季節限定のもの)目的のため、開園時間から場所取りをしてショーやパレードの開始時間まで地蔵する人が多くみられました。
このため、チケットで入場したゲストがショーやパレードを見ることができないという事態が起こっていました。
地蔵する人が減り、ワンデーのゲストがショーやパレードを楽しめるようになれば、ショーやパレードのクオリティが上がるのではないかと期待されています。
ディズニー年パス「やめてほしい」という声の理由を徹底調査
引用元:東京ディズニーリゾート公式サイト
続いては、年パスやめてほしいという声の理由を調査してみました。
- 年パス保有者による迷惑行為が問題視されていた
- 年パス保有者は、グッズやフードにあまりお金を使わないため客単価が下がる
では、1つずつ見ていきましょう。
ディズニー年パス「やめてほしい」理由①保有者による迷惑行為が問題視されていた
ディズニーでは、一部の年パス保有者による迷惑行為が以前から問題視されていました。
それはおもにつぎの2つです。
- ショーやパレードを見るための長時間の場所取り
- 転売目的でのグッズの買い込み
①ショーやパレードを見るための長時間の場所取り
先程もお伝えしましたが、年パス保有者による長時間の場所取り、いわゆる「地蔵」が以前から問題視されていました。
年パスを持っている人たちは、季節限定のパレードやショーを目的としている人が多くいるので、オープンと同時に場所取りに向かい、公演時間まで待機するといったことが起きていました。
チケットで入った人たちは、アトラクションや食事などを楽しんでからパレードに向かうことが多いので、地蔵する人が多いといい場所はすで取られていて、パレードがほとんど見られなかったということがありました。
また、地蔵していた人と、公演時間に合わせてパレードを見に来た人での場所取りのトラブルもたびたび起きていたようです。
②転売目的でのグッズの買い込み
ディズニーでは、入園者しか買えないグッズがたくさんあります。
グッズは手に入れたいけど、発売日にあわせてディズニーに行くのはなかなか難しいですよね。
そんな心理につけこんで、発売日にショップやレストランでグッズを大量に買い込む年パス保有者がいたため、一般のゲストがグッズを買うことができなかったということが起きていました。
こういった理由から「年パスやめてほしい」という声が上がっていますが、外国人による転売目的の買い込みも起きていることから完全排除は難しいみたいですね。
年パスを持っている人のほとんどはルールを守っていて、一部の人の行為ですが、こんなことをされたら悲しくなってしまいますよね。
ディズニー年パス「やめてほしい」理由②保有者の客単価が低かった
先程もお伝えしましたが、年パスを持っている人たちはショーやパレード目的の人が多いので、グッズやフードにあまりお金を使わない傾向にありました。
実際、年パスが休止になってから客単価が上がっています。
飲食 | グッズ | チケット | |
2019年 | 約2,400円 | 約3,900円 | 約5,300円 |
2020年 | 約3,000円 | 約4,100円 | 約6,500円 |
2021年 | 約3,200円 | 約4,600円 | 約7,000円 |
2022年 | 約3,100円 | 約4,800円 | 約7,800円 |
客単価が上がることは、建物やアトラクションのハード面の整備はもちろん、サービスの充実など顧客満足度の向上につながります。
ディズニーの世界観にゲストは価値を感じるため、ディズニーに行ったらあまり価格は気にせずグッズやサービスを購入する人が多いですよね。
逆に客単価が下がると、経費が削減されたりサービスの低下につながることが考えられます。
ディズニー年パスの今後を徹底予想
引用元:東京ディズニーリゾート公式サイト
ここまで、ディズニー年パス廃止嬉しい、年パスやめてほしいという声があがっている理由をご紹介してきました。
ここからは、年パスの今後を予想していきます。
ディズニー年パスは内容を変更して復活の可能性あり
現在、実質廃止状態になっている年パスですが、このまま廃止になる可能性は少ないと思われます。
その理由は、年パスや年パス保有者に対するオリエンタルランドの見解です。
- 年パス保有者はコアなファンであり、重要な存在
- 従来の枠組みでの年パス再開は難しい
年パスの今後について、このようにオリエンタルランド側は回答しています。
このことから、このまま廃止になる可能性は低く、内容を変更して復活するのではないかと思われます。
実際アメリカでは従来の年パスは廃止されて、新たに「Magic Key」という年パスに変わるものが2021年8月から導入されています。
>>年パス復活の可能性や「Magic Key」について詳しく知りたい方はこちら!
ディズニー年パスはファンダフル拡充で代用か
「ファンダフル・ディズニー」は東京ディズニーリゾートのオフィシャルファンクラブです。
年パスがあったころから存在していましたが、特典が少ないこともあり入っている人が少ない状況でした。
ところが、2023年の4月にショーの先行鑑賞など、メンバーの特典が一気に拡充されました。
- 季節ごと年4回情報満載の会員報が届く
- 年末にメンバー全員にスペシャルグッズのプレゼント
- メンバー限定グッズが購入できる
- ワンデーパスポートの割引
- ショーの先行鑑賞やレストランやアトラクションの先行招待(当選した方のみ)
etc
只今、ファンダフル・ディズニーは新規入会をストップしています。
気になる方は、こまめに公式サイトをチェックしてくださいね。
ディズニー年パス廃止嬉しい?やめてほしいという声を徹底調査まとめ
パレードで先頭のダンサーさんたちが、みんなを引き連れてくる感じの写真を撮るのが好きでした。背景にフロートが写ると嬉しいですよね。#どこかの誰かに刺さればそれで良い pic.twitter.com/4B3lKdK8hF
— T (@TDL_aru_disney) January 12, 2024
今回は、ディズニー年パス廃止嬉しい、やめてほしいという声が上がっている理由を調査しました。
- 混雑の緩和
- ショーやパレードのクオリティが上がることへの期待
- 年パス保有者による迷惑行為があった
- 客単価の低下をまねいていた
また、ディズニー年パスの今後についても予想してみました。
- 内容を変更しての再開の可能性はある
- ディズニーオフィシャルファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」の拡充
年パスの今後については、現時点では公式な発表はないのではっきりしたことはわかりません。
年パスの有無に関わらず、訪れた人みんなが夢の国にいるような楽しい時間を過ごせるディズニーを期待したいですね。