『〇〇さん、今日休み?』
そんな日から現在までの出来事。
みなさんこんにちは。
私の職場で起きた、ある出来事を話して行きたいと思います。
その出来事はある日「突然」でした。
昨日まで一緒の職場で働いていた方が急に「仕事に来なくなった」のです。
以降、来なくなった方の名前を「F」さんと呼びます。
「あれ? Fさん、今日は有休?」と何気ない会話を聞いたその日から、「F」さんは1年以上も仕事に来なくなったのです。
そして、「F」さんが来なくなる前にも同様の事が起きていたのです。
もう1人、違う部署にいた「T」さん(以降同じ呼名)でした。
この2人には、ある「3つの共通点」がありました。
なぜ、2人は仕事を突然休み、来なくなったのでしょう?
仕事をする上で、現代の職場に起きている「私の体験」を紹介します。
参考になる内容であれば幸いです。
職場の仲間2人が突然仕事に来なくなった理由をご紹介
昨日まで、一緒に働いていたのに。
私は2人と仲が良かったのでショックでした。
「疲れている」「病んでいる」とは思えない雰囲気だったのになぜ?
そんな2人を襲ったのはなにか、順番に紹介していきます。
仕事に来なくなった理由はある「病」が原因だった
2人が掛かってしまったのは「心の病」でした。
つまり「鬱」になっていたのです。
これは「誰にも起きてしまう恐ろしいもの」なのです。
近くにいたのに気づけないことに驚きましたね。
今まで見てきた方にも、同じ病になることもありましたが、その方の場合で言えば「見て分かる」「雰囲気が出ている」のが特徴でした。
しかし今回の2人は全くその様な傾向になかったのです。
正直、私自身は人をよく観察するタイプなので、今回のケースには驚きを隠せません。
どこにその様な要素があったのか、後になってから理解できました。
普通に会話をして、何気ない話に笑顔を見せていたので、周囲の仲間もビックリしていました。
この病がいかに分からないところで起きて、1人の人間をむしばんで行くのかを目の当たりにすることになりました。
なぜ病になってしまったのか?
はじめに出る言葉は「なぜ?」です。
しかし誰にでも起きること、つまり「なぜ?」ではなく「必然的に起こり得る」と言う事です。
仕事も役職についているわけでもなければ、責任を問われることもしておらず、人間関係も問題がある様には見えませんでした。
そんな2人がなぜとなるのは当然ですね。
それが今回の恐ろしいと感じた部分でした。
日常では、表に出ない心にしまってある部分が人をむしばんでいるイメージですね。
「F」さん「T」さんは共に明るくすごく真面目な方で、仕事も目立つこともなければ悪いところもなかったのです。
プライベートの話を聞いてもすごく楽しそうでした。
今回の病とは全くの無縁にも見えたのですが、現実には掛かっています。
次は、2人が病に掛かってから分かった、ある共通点をご紹介して行きます。
突然仕事に来なくなった2人に共通する3つの要因とは
起きてしまったのは「突然」なのですが、実はそれに至るまでには起こりうる2人の共通点があったのです。
その共通点は3つ。
この様な事象を引き起こすメカニズムがこの3つにあったのではないでしょうか。
要因①…職場の異動があった
まず「T」さんは職場を異動して半年ほど経過したころに、体調を崩したりする変化があったのです。
ここに関しては環境が変化すると、よくあるケースとも言えますね。
親しい職場の仲間と離れて、落ち着かないこともあったのだとか。
以前の仕事よりも期待される職場へ配属されたが、当人に対してはそこまでのプレッシャーはなく、むしろ仕事は何でもこなせるタイプであった為、問題はありませんでした。
仕事が出来るので周囲の方からも人気があり、頼られる存在になっていったのです。
次に「F」さんですが、同じく職場を異動になっていました。
新しい職場で半年から1年を迎える間に、何度か体調に変化があったのです。
健康診断にも引っ掛かりはしましたが、これは年齢や食事などのバランスが問題であったとのこと。
この「F」さんの仕事も、以前より内容が濃いものでした。
しかし「T」さんと同じく、仕事は元々できるタイプであったので問題なくこなしていました。
この方も周囲からの評判も良く、頼られる存在でしたね。
これらのことから異動があった事に対しては問題ないのではないでしょうか?
いいえ、決してそうではありません。
あとで聞いた話では、仕事をしていた時には本人も分からないストレスがあったと語っていたのです。
環境が変わってからの目まぐるしい対応に、身体が付いて行ってなかったのですね。
人間は変化にとても敏感な生き物と言う事です。
要因②…真面目な性格で社交的ではない
仕事に対しては何の問題も無かった2人。
しかし、その真面目さが故に自分自身を犠牲にしていたのでしょう。
なにかトラブルが発生しても、必ず最後まで責任を持って取り組む姿が印象的です。
上司に対しては礼儀正しく、社会人らしい方たちでした。
後輩には疲れている時や、仕事で困っている人に手を差し伸べる優しい2人。
その反面では、仕事以外のところではあまり社交的ではなく、心を開くタイプではなかったのです。
どこか疑い深く、本当の自分を見せないところもありましたね。
職場の仲間から誘いがあっても基本的には全て断っていました。
仕事での交友と、プライベートの関係はかなり割り切っていたのかもしれませんね。
要因③…相談する相手がいなかった
これは鬱になる方によくある傾向ですね。
友達がいたりしても、そこまで深い話しまではしない方も多いです。
今回の2人も仕事の相談に乗ることはあっても、自分のことは話せませんでした。
決して弱音を吐くこともなく、淡々と仕事をしていましたね。
これらのことを考えると、やはり誰かに自分の疲れた心の声を聞いてもらうことが非常に重要と感じましたね。
2人は異動を経験した時、仕事以外のコミュニケーション、そして相談する相手がいないことの3つが「鬱」を引き起こした要因であったのでしょう。
もちろんその他にも様々な事情があるのかもしれませんが、おそらくこの3つの要因が絡んでいたことは間違いないと感じます。
もしかすると、あなたの周辺、そして「あなた自身」にも起こる現象かもしれません。
気を付けて頂き、また周辺にその様な方が見えたら相談に乗ってあげましょう。
突然仕事に来なくなった2人の現在の状況とその1人に聞いた私の感想をご紹介
2人は現在どの様な状況にあるのかを紹介します。
結果としては良くない方向ですが治療に取り組む2人が後に良い方向へ進める様に願っています。
そしてその内の1人にお話しを聞けましたので、話しの内容と私の感想を紹介して行きますね。
2人の現状をご紹介
「T」さんは治療を1年続けていた後に、仕事に復帰する。
しかし、そこから病が収まらずに退社となってしまいました。
ですが、それからの近況を聞いたところ、すごく調子が良くなっているとのこと。
自分に合った環境を手にしたのかもしれませんね。
何事も自分の体調を壊してまで続けていくことなのかを考える必要もあると感じました。
「F」さんは現状も自宅療養となっていて、会社を休んでから約2年が経つ状況です。
私を含む一部の方とは普通に会話が出来るのですが、心を開かない存在が相手であると、ほとんど会話もしなくなって心を閉ざしてしまう。
目もうつろな状態になるのです。
現在は通院と処方箋での治療を行いながら社会復帰を目指していますが、現実はかなり厳しそうですね。
自分のペースでしっかり治して、復帰してくれる事を楽しみにしています。
1人に話しを聞いた私の感想
今回は会社を辞めて、新しい環境で心を癒している「T」さんにお話しが聞けました。
その時の私の感想を紹介します。
「T」さんが私に伝えてくれたこと。
それは鬱になってから大変な時期を体験したのですが、現在はそのお陰で今があると喜んでいました。
なにも無いまま仕事を続けている自分の方がいやだったっと言います。
病気は良い事ではないけれど、そのお陰で救われたこともあったのです。
それを聞いて私も安心しました。
やはり、自分の人生をどう生きるかによって体調も生活も全てが良い方向に変化していくのですね。
もし、現状に大変な思いを持っているのであれば、病に掛かる前に進路を変えてみるのも1つの手段です。
自分がこうして良かったと思える人生にしていきましょう!
突然仕事に来なくなった2人の状況まとめ
今回は同じ職場で働く仲間のお話しでした。
仕事に突然来なくなった日から現在に至るまで、本人たちはかなり大変であったのがわかります。
それに、病に掛かってしまうまで自分の身体の現状に気が付かないという状況もありました。
1人の方は社会復帰から自分のあった生活スタイルを築くことに成功しました。
そしてもう1人の方は、いまだ復帰できる状況ではありませんが一生懸命に治療に取り組んでいます。
少しでも早く、本人の気持ちが落ち着いて新な生活を送れることが何より幸せなことだと思います。
もし、この内容を読んでいただいて身近にこんな方がいる、自分も当てはまるなど共感がありましたら、改善の参考にしていただきたいと思います。
どんな時代でも大変なことはあります。
そんな時には自分にあった生活スタイルをしっかり検討して見ましょう。
以上、仕事に突然来なくなった2人の要因のご紹介でした!