魔女の宅急便でジジが話せないのはなぜ?
喋れなくなったのではなく『喋らない』だけ?
©スタジオジブリ
スタジオジブリ作品の名作である『魔女の宅急便』に登場する主人公のキキと黒猫のジジ。
キキにとってジジは幼少期からの親友でもあり、人の言葉で会話できる関係でした。
ある時期を境目に『話せない』状況になってしまいましたがなぜでしょうか?
そこで今回は『魔女の宅急便ジジが話せない・喋れなくなった理由は?原作との違いはどこ?』について簡単にご紹介していきます。
なぜ喋れなくなった?魔女の宅急便でジジが『話せない』理由とは?
#終わり方が最高に好きな映画
ジジがなぜ喋れなくなったかを理解したときに
魔女の宅急便の本当のメッセージがわかる🧹 pic.twitter.com/62PGtwM4pv— たら太 (@okustet) November 12, 2021
魔女の宅急便で黒猫のジジが急に話せない、喋れなくなった理由についてご紹介して行きます。
そもそも人間と猫が会話を出来るのはなぜでしょうかね?
ジジが「話せない」理由①…キキが恋をしたから
作中に登場する「トンボ」と言う少年に恋をしていくキキ。
最初はしつこい男の子と言う印象でしたが、その優しさや勇敢な部分に心を惹かれていきます。
ちょうどその頃から、キキの魔法が弱くなっていきますね。
ジジが「話せない」理由②…ジジが恋をしたから
ジジはと言うと、キキが恋をしていくのと同様に「リリー」と言う白猫に恋惹かれていきます。
次第に恋に発展していき、キキの魔法が弱って行くタイミングの頃合いで、人間の言葉を話せなくなっていますね。
キキとジジが話せたのは「魔法」だから?
そもそも人間の言葉で、猫と話せることができるのかが不思議ですね。
アニメとは言えども、なぜ猫と話せるのかポイントになるのは、キキが魔女であり魔法を使えることでしょう。
つまり魔法の力をかりてジジと会話できたのではないかと言うことが筋が通りやすいですね。
キキが「成長」したからジジは喋らなくなった?
魔女に女の子が生まれると、同じ月日に生まれた猫をパートナーにする習わしがあります。
ジジはキキが生まれた時に選ばれたパートナーであり、なんでも話せる良き相談相手でサポート役でもありますね。
魔女の宅急便の冒頭に登場した際には会話をしておりませんが、旅に出発するころから話せています。
次第に人生経験を積んでいったキキは、一回り成長した魔女になるストーリー。
この「成長」を経て、ジジはキキをサポートする役目を終えたのかもしれませんね。
結論としては、ジジが話す必要がなくなったのではと考察されています。
ジジは最初から話せない?宮崎駿監督のコメントは?
魔女の宅急便でジジが喋らなくなる理由について「夢と狂気の王国」の中で宮崎監督自身が言及しています
「ああいう時は喋んなくなるんですよ。最後喋ったら変じゃん。最後来たじゃん。それで何言うの。
魔法が深まったんですよ。ジジが「僕がいないとすぐこうなんだから」って言うの?(続 pic.twitter.com/Pes4OnNEyo— 齋藤 雄志 (@Yuusisaitou) March 27, 2020
『魔女の宅急便』で、ジジが話せない理由について、宮崎駿監督がコメントしているのでご紹介して行きます。
なぜキキとジジは喋れなくなったのか、その真相に直撃してみましょう!
ジジが「話せない」理由について宮崎駿監督がコメント
『魔女の宅急便』公開時の宮崎監督の回答「ジジの声が聞こえなくなったのは、ジジが変わったからではなく、キキが変わったから」「ジジの声は元々がキキ自身の声であって、キキの成長に合わせてジジの声が必要なくなった」。ジジが話さなくなったのではなく変わったのは(成長したのは)キキ自身だった pic.twitter.com/0Kus3eLvd5
— 寺西洋喜@あなたと共に成長する (@Start_up_AT) February 26, 2021
世間でも「ジジが話せない」という疑問が多く残っていましたが、トークショーで宮崎駿監督がコメントしています。
やはり宮崎駿監督が、キキの成長と共に話せない状況になったのだとコメントしていますね。
しかし、ここで気になるのは「ジジの声は元々キキ自身の声であって」と言うコメント。
どう言う事なのかと言うと…
宮崎駿が語る「ジジが話せなくなった理由」#魔女の宅急便 pic.twitter.com/DrLhQ2xQ0J
— 樺さん。 (@22_crychris) March 27, 2020
結論としては、「イマジナリーフレンド」だそうですね。
つまりキキが”空想上の友達として”ジジと話していたという事になります。
キャラクターの設定も、当初はキキとジジが同じ声だったそうで、かなり驚きですね!
ジジが「話せない」理由について鈴木敏夫氏もコメント
【テレビ】今夜9時『魔女の宅急便』(宮崎駿監督、1989年)ノーカット放送!
▼ジブリ鈴木敏夫Pが明かす「魔女宅」誕生秘話https://t.co/n88mphE9Pr#魔女の宅急便 #魔女宅 #ジブリ #ntv pic.twitter.com/mL0yKVaixh
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) January 22, 2016
当時、宮崎駿監督と制作のプロデューサー補佐を務めた鈴木敏夫氏は、本作のテーマを何にするか苦戦したとコメントしています。
最終的には宮崎駿監督が「思春期」をテーマに表現したそうで、大きな赤いリボンは思春期の象徴ともしていました。
そんな2人は製作でも中々折り合わないところが多かったそうです。
そして『魔女の宅急便』の制作を進めていた当初は、ラストシーンにジジとキキが喋っている部分を入れる予定だったのです。
制作していく途中で、スケジュールの関係がかなりギリギリだったので間に合わなかった様ですね。
つまりキキとジジはいつでも喋れる状態にあると言うことですね!
「見解」まとめ
宮崎駿監督
ジジはキキの空想上で喋っているだけで、本当には喋っていない。
最後にジジが登場した時にも、そこで喋ってる描写(設定)の方がおかしい。 |
鈴木敏夫プロデューサー
ストーリーの最後でキキとジジが話すシーンを入れる予定だった。
キキとジジはいつでも喋れる状況にある。 |
最後に話すシーンを入れる予定だった鈴木敏夫氏と、話すのはおかしいとしている宮崎駿監督の意見はどこか食い違っていますね。
ジブリ作品を制作していく中でも、2人が喧嘩しているかの様な会話シーンは有名なこと。
では原作はどうなっているのか、下記でご紹介して行きます。
原作との違いは?『魔女の宅急便』ジジとキキは話せないまま?
#今くら
魔女の宅急便はね、原作小説を読むと尚いいのよପ(⑅ˊᵕˋ⑅)ଓキキ、ジジ、トンボさんのその後が知れるのは原作ならでは🎶
考察も違ってくるよね〜 pic.twitter.com/IZ9TvmLQz0— kisa📖ファンタジー・児童書好き (@livingwithbook) September 1, 2021
魔女の宅急便【原作】ではキキとジジが「話せない」「喋らなくなった」ことについて、物語がどの様になっているのか違いをご紹介して行きます。
そして、キキとジジはその後どうなっているのかも合わせて記載しておりますのでご参照ください。
魔女の宅急便「原作」との違い
スタジオジブリ作品中でのジジは、途中から最後まで話せない様な設定で終わりました。
原作では、一時は喋らなくなったのですが、途中から依然と同じように話しています。
鈴木敏夫氏が時間がなく書けなかったとコメントしている様に、最後にジジがキキと喋る設定は原作通りと言うことになりますね。
キキとジジ「その後」
ジブリ作品では13歳までしか紹介されなかったストーリーですが、なんと原作では、キキが恋したトンボとの恋愛などを含め、家庭をもってから35歳になるまでのストーリーが描かれているのです。
そして気になるジジですが、女の子の猫であるリリーとの愛が実ったのはご存知と思いますが、結婚して18匹の子供がいるパパになっているので驚きです!(笑)
幸せな家庭にも恵まれて、キキとジジはずっと親友で話すこともできている。
つまり全て上手くいっているパッピーな物語になっていました。
ジブリ作品など、アニメーション映画を製作する時には必ずと言っても良いほ「原作」があるものですが、やはりその時のシチュエーションに合わせた設定をしているのですね。
どんな状況であっても、純粋にその物語に入り込んで楽しむのが良いでしょう!
魔女の宅急便ジジが話せない・喋れなくなった理由は?原作との違いはどこ?まとめ
🎀発表🎀
2週連続スタジオジブリ
🌸4月29日
「#魔女の宅急便」
🌸5月6日
「#耳をすませば」前向きに頑張る少女達🔥
新生活スタートにピッタリの名作をお届け‼️ pic.twitter.com/tkVFde94AD
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 24, 2022
『魔女の宅急便』で、ジジが話せない、喋らなくなった理由についてご紹介してきました。
金ローなどで放送されると、度々「なんでキキとジジは話せないの?」「ジジはどうして喋らなくなったのでしょうか?」など疑問が多かったですね。
原作の魔女の宅急便では、キキが35歳の頃までを描いており、ジジも子だくさんで幸せそうに暮らしていました。
そしてキキとジジはずっと喋れる関係が判明。
スタジオジブリ作品に関しては、宮崎駿監督が「イマジナリーフレンド」としており、キキの空想上での会話としておりましたから、少し設定が違うことがわかりますね。
これからも純粋な気持ちでスタジオジブリ作品と原作を楽しみましょう!