今年、2023年は東京ディズニーリゾート40周年のアニバーサリーイヤーです!
お祝いムードを楽しむために、ディズニーに遊びに行く予定を立てているものの…


このように、混乱してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず。
コロナによる休園を経て、東京ディズニーリゾートのシステムはここ数年で大きく様変わりしているのです!
本記事では、スタンバイパスとファストパスの違いをはじめとした、ディズニーをより楽しむためのシステムについてわかりやすく解説していきますね。
ディズニースタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の【違い】とは
ディズニー行こうと思うが…
余りにも変わりすぎてわけわからん!
ファストパスなくなったのか!
スタンバイパスとか何?DPA?とかハッピーなんちゃらとか…
私の知らない新しいエリアは美女野獣だけ?
スマホないとダメなのね…
浦島太郎だわ!— ♪megu♪ (@megumegumimegu) April 9, 2023
まず、「○○パス」と名前が似ていることもあり混乱する方が多い「スタンバイパス」と「ファストパス」の違いから解説していきます。
後ほど詳しく述べますが、2023年4月現在「ファストパス」は休止中(実質廃止)となっており、それに代わる「プレミアアクセス(DPA)」というシステムが導入されています。
そのため、ここではプレミアアクセス(DPA)についても触れながらお話ししますね。
ディズニースタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の【違い】①料金とシステム

スタンバイパスとファストパスはどちらも無料で利用できますが、基本的なシステムが異なります。
◆スタンバイパスは「整理券」

(引用元:東京ディズニーリゾート公式サイト)
スタンバイパスは、パスに表記されている指定時間になったら「列に並ぶことができる」というシステム。
簡単にいうと整理券ですね。
入り口は基本的に一箇所なので、パスを持っているからといって優先的に案内されるわけではありません。
◆ファストパスとプレミアアクセス(DPA)は「優先案内券」

(引用元:日本経済新聞オンライン)
ファストパスとプレミアアクセス(DPA)は、指定時間になったら専用レーンから「施設の中に入ることができる」というシステムです。
パスを使用せずに並んでいる人とは別の列を進むことができるので、他の人より優先して案内される時短ツールです。
ショーやパレードのプレミアアクセス(DPA)はちょっと仕組みが違うので、こちらは後ほど詳しくご紹介しますね。
ディズニースタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の【違い】②対象施設
スタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)は、対象となる施設が異なります。
- スタンバイパス:(アトラクション)/ショップ/レストラン
- ファストパス:アトラクション
- プレミアアクセス(DPA):アトラクション/ショー・パレード
スタンバイパスの対象施設にはアトラクションも記載されていますが、2023年4月現在スタンバイパスを発行しているアトラクションはありません。

特別バージョンで運営されているアトラクション(ホリデーナイトメア実施中のホーンテッドマンションなど)は、一時的にスタンバイパス対象となることがあります。
ディズニースタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の【違い】③待ち時間
スタンバイパスは「整理券」でファストパス(プレミアアクセス/DPA)は「優先案内券」だとお伝えしました。
つまり、指定時間になってから実際に施設を体験できるまでの待ち時間に違いがあります。
◆スタンバイパスの待ち時間
混雑状況によって大きく変わりますが、指定時間に並びに行くと既に長い待ち列ができている…ということも少なくありません。
人気グッズの発売日などは、列に並び始めてからショップに入店できるまで1時間近くかかることもあります。

◆ファストパス(プレミアアクセス/DPA)の待ち時間
ファストパス(プレミアアクセス/DPA)は、専用レーンを通ってアトラクションの乗り場までスムーズに進むことができます。
そのため、並び始めてから5〜15分程度でアトラクションを体験できることがほとんどです。
ただし、長期休みなどの大混雑日や、アトラクションがシステム調整(一時運営見合わせ)から復旧した直後などは待ち時間が延びることもあるのでご注意ください。
ディズニースタンバイパスの仕組みを解説!

(引用元:東京ディズニーリゾート公式サイト)
スタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の違いをご紹介しましたが、「どういうものなのかもっと詳しく知りたい」という場合もあるかと思います。
ここからは、それぞれのシステムについてもう少し詳しく解説していきますね。
ディズニースタンバイパスの【仕組み】①混雑が予想される場合に発行される
スタンバイパスは、ゲストが待ち時間を短縮するためのツールではなく、現場の混雑を避けるためのツールです。
そのため、人気グッズや新メニュー(スーベニア)の発売日など、混雑が予想される場合に発行されます。
<ディズニーランド>
- ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム
- キングダム・トレジャー
- グランドエンポーリアム
- トレジャーコメット(カプセルトイ利用のみ)
- アドベンチャーランドバザール(カプセルトイ利用のみ)
<ディズニーシー>
- エンポーリオ
- スリーピーホエール・ショップ(隣接するキス・デ・ガール・ファッションとマーメイドトレジャーも兼用)
- マクダックス・デパートメントストア
- アーント・ペグズ・ヴィレッジストア
- ガッレリーア・ディズニー
- スチームボート・ミッキーズ
<ディズニーシー>
- ケープコッド・クックオフ
- ドックサイドダイナー
- ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ
ちょうど40周年のグッズやメニューが発売されるタイミングなので、多くの店舗がスタンバイパス対象となっていますね。
スタンバイパスの発行状況は予告なく変更になることがあるので、こまめに公式サイトで確認してみてください。
パークに到着してからの状況は、公式アプリで確認することができます。
スタンバイパスやプレミアアクセス(DPA)の取得も公式アプリで行うので、忘れずにダウンロードしておきましょう!
ディズニースタンバイパスの【仕組み】②持っていないと並べない場合がある
スタンバイパスは、取得していないと対象施設を利用できない場合があります。
公式サイトには、このように店舗の情報が表示されるのですが、赤い丸で囲んだ部分にご注目ください。

(東京ディズニーリゾート公式サイトを元に作成)
スタンバイパス対象店舗である「グランドエンポーリアム」は、「スタンバイパスがある方のみ案内中」と書かれていますね。
このように表示が出ている間は、新グッズ以外を目的にしている場合でも入店できません。
また、その下に赤字で書かれている「スタンバイパスは発行していません」という表示は、「当日分のスタンバイパスは全て発行済み」という意味です。
人気ショップのスタンバイパスは開園から30分程度で無くなってしまうことも多いので要注意!

混雑状況に応じて、夕方以降はスタンバイパスなしでも入店できるようになる場合もあります。
当日の状況は公式アプリで確認するか、対象施設のキャストさんの指示に従いましょう!
ディズニースタンバイパスの【仕組み】③絶対に買いたい物がある人におすすめ
スタンバイパスは待ち時間短縮にはなりませんが、欲しいグッズを売っている店舗に確実に入店できることがメリットです。
せっかくディズニーに遊びに行くんですから、40周年のグッズやお土産を買って帰りたいですよね。
「絶対に欲しい!」と思うものがある場合は、早起きを頑張って開園と同時にパークに入り、頑張ってスタンバイパスを取りましょう!
反対に、スタンバイパスは待ち時間がはっきりと読めないので、「買い物だけじゃなくてアトラクションもショーやパレードも色々楽しみたい!」という方にはあまりおすすめできません。

>>ショップのスタンバイパス取る?ディズニー40周年グッズ情報はこちら
ディズニーファストパス(プレミアアクセス/DPA)の仕組みを解説!
ここでプレミアアクセス初めて使ってみたけど快適すぎた🙏✨ pic.twitter.com/Ve9rlShhR0
— カルダモンソラノ🍻 (@sorano_mob) January 11, 2023
アトラクションの待ち時間を短縮できるシステムとしては、長く使われてきたファストパスが有名ですが、ファストパスは現在「休止中」とされています。
休止と言いつつ、アトラクション入り口から「ファストパス入り口」という表記が消えたり、公式アプリからもファストパスを表す「FP」マークが消えたりと、ファストパスは「実質廃止」の状態。
2022年5月、ファストパスに代わる新しい待ち時間短縮システムとしてディズニー・プレミアアクセス(DPA)が導入され、徐々に対象施設を増やし現在に至っています。
ここからは、プレミアアクセス(DPA)がどのようなものなのか詳しく解説していきますね。
ディズニーファストパスとプレミアアクセス(DPA)の違い
プレミアアクセス(DPA)とファストパスの大きな違いは「料金」と「対象施設」の2点です。

◆アトラクションのプレミアアクセス(DPA)
アトラクションのプレミアアクセス(DPA)は、パスに記載された時間に専用の入り口から施設に入り、短い待ち時間でアトラクションを体験できるというシステムです。
まさに「有料ファストパス」ですよね!
大人気アトラクションでも待ち時間ほぼなしで乗ることができちゃいますよ。
<ディズニーランド>
- 美女と野獣”魔法のものがたり”…2,000円/回
- ベイマックスのハッピーライド…1,500円/回
- スプラッシュ・マウンテン…1,500円/回
<ディズニーシー>
- ソアリン:ファンタスティック・フライト…2,000円/回
- トイ・ストーリー・マニア!…2,000円/回
- タワー・オブ・テラー…1,500円/回
- センター・オブ・ジ・アース…1.500円
◆ショー・パレードのプレミアアクセス(DPA)
アトラクションのみが対象だったファストパスとは違い、プレミアアクセス(DPA)は一部のショーやパレードも対象となっています。
ショー・パレードのプレミアアクセス(DPA)は、パスを購入すると専用の席(エリア)で鑑賞できるというシステム。
<ディズニーランド>
- ディズニー・ハーモニー・イン・カラー…2,500円/回(2023年4月15日〜)
- 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ…2,500円/回(2023年4月15日〜)
<ディズニーシー>
- ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜…2,500円/回
ディズニーランドで行われる2つのパレードは、プレミアアクセス(DPA)購入時に座席番号が指定されるので、遅れないように指定の場所に行けば問題ありません。
ただし、ディズニーシーで行われる「ビリーヴ!」は鑑賞エリアのみが指定され、エリア内での鑑賞位置は自由。
そのため、時間ギリギリに行くと見えづらい場所しか残っていない可能性があるのでご注意ください!
>>ショーのDPA買う?ビリーヴ鑑賞のポイントはこちらからチェック!
ディズニープレミアアクセス(DPA)の【仕組み】①対象施設で毎日発行される
混雑が予想される場合のみ発行されるスタンバイパスと違い、プレミアアクセス(DPA)は毎日販売されています。
パークのチケットは曜日や時期によって値段が変動しますが、プレミアアクセス(DPA)はいつでも同じ金額。
通常に並んだ場合の待ち時間が長くなると考えられる土日祝日の方がありがたみが大きいですが、当然人気も高いので午前中に完売してしまうことも多々あります!

ディズニープレミアアクセス(DPA)の【仕組み】②持っていなくても並べる
プレミアアクセス(DPA)はいわゆる時短ツールなので、取得していない人でも対象施設に並ぶことができます。
例えばこちらはソアリンの入り口なのですが、左側に並んでいる方たちが通常スタンバイのゲスト、右側の赤い矢印で示した部分がプレミアアクセス(DPA)の入り口です。



ショーやパレードのプレミアアクセス(DPA)を持っていない場合も、専用の鑑賞エリア以外からであれば鑑賞できますよ。
ディズニープレミアアクセス(DPA)の【仕組み】③効率よくパークを楽しみたい人におすすめ
アトラクションやパレードの待ち時間を短縮できるので、「とにかく色々楽しみたい!」という方にはプレミアアクセス(DPA)が非常におすすめです!


ディズニースタンバイパスとファストパスの違いは?まとめ

ここまで、ディズニーのスタンバイパスとファストパス(プレミアアクセス/DPA)の違いやそれぞれのシステムについて解説してきました。
ここでもう一度、特徴や違いをまとめておきますね。
<スタンバイパス>
- 混雑が予想される場合に対象施設に並ぶための無料整理券
- 待ち時間短縮にはならない可能性がある
- 持っていなければ対象施設を利用できない場合がある
<ファストパス>
- アトラクションを対象とした無料優先案内券
- 待ち時間を短縮できる
- 2023年4月現在休止中(実質廃止)
<プレミアアクセス(DPA)>
- アトラクションとショー・パレードを対象とした有料優先案内券
- 待ち時間を短縮できる
- 持っていなくても並べば対象施設を利用できる
残念ながらファストパスは無期限休止状態となっていますが、有料ファストパスとも言えるプレミアアクセス(DPA)がその役割を引き継いでいます。
多くのアトラクションで長い行列が発生する休日のディズニーでは、待ち時間を短縮できるプレミアアクセス(DPA)はありがたいですが、ファストパスとは違い1回ずつ料金がかかるのがネックでもありますよね。
時間をお金で買って効率よく回るか、あえてゆっくり並びながらディズニーの世界観をたっぷり味わうか、当日の混雑予想もチェックしながら楽しみ方を考えてみてください!