お正月恒例の箱根駅伝で毎年、優勝候補に挙げられる青山学院大学ですが、今年は出雲駅伝、全日本大学駅伝で駒澤大学に惨敗しました。
2015年以降の8年間で6回優勝を誇る大学スポーツ界の超強豪校は、2023年箱根駅伝では逆転優勝できるのか?
青山学院大学とライバル校の戦力を徹底分析して予想します。
2023年の箱根駅伝の最新順位予想を、出場予定メンバー、監督、経験から青山学院大学は優勝できるのか条件やその理由を徹底予想します。
是非最後までお読みください。
箱根駅伝2023年最新順位予想! 「青山学院が優勝」理由を徹底予想!
箱根駅伝監督トークバトル12/10に実施 原監督、大八木監督、長門監督、大志田監督、酒井監督が舌戦!
チームエントリー日となる12月10日に、毎年有力校の指揮官が舌戦を繰り広げるこのトークイベント。申し込みは12月3日まで#箱根駅伝
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— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) November 18, 2022
2023年箱根駅伝のレースは、1月2日、3日ですが、勝負は既に始まっています。
12月10日には有力校5校の監督が、トークバトルで心理戦、情報戦を展開します。
講演会を多数経験している青山学院の原晋監督はここでも相手チームの情報を探ろうと絶妙のトーク技術を披露してきます。
こちらも注目ですね。
箱根駅伝2023年最新順位予想・・・①青山学院が優勝!これだけの理由
2023年箱根駅伝予想は、陸上競技専門誌やファンの間では、駒澤大学と青山学院の2強と予想されていますね。
出雲駅伝と全日本大学駅伝を大会新記録で優勝した駒澤大学を押す方も多いですが、私は青山学院大学の優勝と予想します。
その理由を紹介いたします。
■理由1:10区間すべてに適材を配置できる総合力
前哨戦の出雲駅伝、全日本大学駅伝と箱根駅伝で求められる走力は別。
総走行距離は長くなり、区間数も多くなります。
3大駅伝比較 | 総走行距離(Km) | 区間数 | 各区間平均走行距離 |
出雲駅伝 | 45.1Km | 6区間 | 7.52Km |
全日本大学駅伝 | 106.8Km | 8区間 | 13.35Km |
箱根駅伝 | 217.1Km | 10区間 | 21.71Km |
箱根駅伝は、全日本大学駅伝と比べて総走行距離は2倍。まったく別の駅伝レースと考えましょう。
箱根駅伝は「20Km以上の距離を10人の選手がきっちり走った大学が勝つ」と言う大会です。
- 控え選手も力の差が無い選手層の厚さ
- 箱根の山登り区間、山下り区間に適正のあるスペシャリストの存在
- 2022年箱根駅伝優勝時の選手が8人残っている
青山学院の原監督は、指導力やマネージメント能力だけでなく、選手の特徴を見抜く力も抜群です。
■理由2:高速レースへの対応力
ここ5年間の箱根駅伝の優勝タイムを比較して見ましょう!
総合優勝大学 | 総合タイム | 2位とのタイム差 | |
2018年 | 青山学院大学 | 10時間57分39秒 | 4分53秒 |
2019年 | 東海大学 | 10時間52分9秒 | 3分41秒 |
2020年 | 青山学院大学 | 10時間45分23秒 | 3分2秒 |
2021年 | 駒澤大学 | 10時間56分4秒 | 52秒 |
2022年 | 青山学院大学 | 10時間43分42秒 | 10分51秒 |
2018年、2019年、2020年と優勝タイムが飛躍的に伸びていますが、これはスピードが出やすいシューズが開発された為です。
その中で、2020年と2022年に大会記録で優勝しているのが青山学院大学、2021年優勝は駒澤大学でしたが、タイムは10分程度も遅くなっています。
2021年は強風によりタイムが伸びず、スピードよりパワーが求められる特殊な条件でした。
- スピードレースでの実績No1
- 厚底シューズによる高速化への適応力
- 単独走でも、スピードが落ちないペースメイキング力
2023年箱根駅伝が開催される1月2日・3日の天候にもよりますが、お正月に強風や大雪と言った気象条件になる事自体、余りありません。
勝負ごとに絶対は有りませんが、かなり有利なデータですね。
箱根駅伝2023年最新順位予想 ・・・②青山学院が優勝!注目のポイント
青山学院大学が有利なデータを見てきましたが、ここでは青山学院が優勝する為の「注目ポイント」をご紹介します。
■ポイント1:原監督の選手配置
箱根駅伝は21㎞前後の距離を10区間でつなぎます。
- 1区~4区の前半区間には、スピードがあれば、1,2年生でも起用
- 「花の2区」のエース区間にはエース近藤幸太郎選手
- 5区に1年生若林宏樹選手に山登りの適正ありと判断して起用(結果区間3位)
- 復路の6~10区には、単独走の経験豊富な上級生を配置
昨年は3区で1年生太田選手がトップに立つと、その後は独走状態に。
■ポイント2:2023年の勝負ポイントは?
昨年は3区の終盤、当時1年生の太田蒼生選手がラストスパートでトップに立つと、4区以降は差を広げて行き独走状態になりました。
3区、4区は割と平坦でスピードが出やすいコースの為、各大学共にスピードランナーを配置してきます。
- 勝負の行方を左右する3区、4区でトップに立つ
- 4区までにトップに立てなくても5区でトップが狙える位置に
- 5区以降の選手にプレッシャーが掛る様な先頭との差が無い事
この3点の内の一つでも当てはまる状態になれば、かなりの確率で優勝できるでしょう。
箱根駅伝2023年最新順位予想!青山学院のライバル校戦力を徹底調査!
みんな集まれ!ブロガーの広場: 青山学院がやっぱり強かったです。第96回箱根駅伝は青山学院が2年ぶり5回目の優勝を果たしました。 https://t.co/9ebI3v8zuu pic.twitter.com/Pl44vlcaF5
— みんな集まれ!ブロガーの広場 Get together! Blogger Square (@kamensalenglish) November 18, 2022
いままで青山学院大学が優勝できる理由を書いてきました。
優勝する条件に天候が良い事を上げてきましたが、天候が悪くなった場合はどうなるのか?
徹底予想して行きます。
箱根駅伝2023年最新順位予想・・・③青山学院大学に不利な条件はこれだ!
青山学院大学が4位に終わった2021年の箱根駅伝、青山学院大学は自慢のスピードが強風により発揮できませんでした。
なぜ強風だとスピードが発揮出来ないのでしょうか?
他に青山学院に死角と呼べるポイント
- 強風、向かい風等による失速
- 5区山登りでの失速
- 初出場選手が緊張等によりプレッシャーを感じて失速
青山学院大学の選手は、ダイナミックなフォームで大きなストライド走法で走ります。
ストライド走法は足が地面に接地していない時間が長い為、向かい風の影響を受けやすいのがデメリットですね。
箱根駅伝2023年最新順位予想・・・④青山学院以外で優勝できる大学は駒澤大学と予想外の大学!
大学生と言っても、学生は学生。
どんなに強くても、必ず勝てるとは限りません。
では青山学院以外で優勝する可能性がある大学は何処でしょう!
■青山学院以外で優勝が出来る大学は駒澤大学?その強みはこれだ!
- 大エース 田沢簾選手の存在
- エースだけでく団結力のあるチームに成長
- 大八木監督の選手の将来を見据えた指導方法によりいい選手が集まってきた
青山学院の選手について言われているんが卒業して社会人になってから活躍出来ていないといった点です。
最近のトップクラスの高校生は箱根だけでなく、世界と戦える選手になる事が目標になっています。
その為、青山学院に進もうと考えるトップレベルの高校生が少なくなっていく心配がありますね。
■青学、駒大 2強以外で優勝する可能性がある大学は?この大学だ!
他の大学で注目は、順天堂大学と早稲田大学です。
- 東京オリンピック3000m障害7位入賞のエース 三浦龍司選手
- 2022年箱根駅伝 総合2位
- 2022年全日本大学駅伝4位 総合力も昨年と劣らず
順天堂大学も卒業生が社会人で多く活躍するチームですね。
これからの大学陸上界は、間違いなく世界に通用する選手を育てる事が必要になってきますので、東京オリンピックで入賞を果たした三浦選手のいる順天堂大学は有望な選手が集まりそうですね。
- 駅伝監督にOBの花田勝彦氏が就任し、実力急上昇中!
- 2022年全日本大学駅伝6位 箱根駅伝予選会出場校の中で最上位
- 箱根駅伝予選会で出場選手上位10人中、7人が自己新記録
特に早稲田大学は近年、好成績を収められずに2022年の大会ではシード権獲得が出来ませんでした。
しかし花田駅伝監督の指導の元、実力は急上昇。箱根駅伝予選会からわずか3週間後の全日本大学駅伝で6位入賞まで食い込みました。
早稲田大学と言うブランド力も考えると、数年の内に優勝争いに絡んでくるチームに成長するでしょう。
箱根駅伝2023年最新予想順位! 青山学院大学とライバル校戦力を徹底分析!まとめ
今回は新たに出雲駅伝・全日本大学駅伝の区間成績と、「走りたい区間」を追加しました✨
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ここまで箱根駅伝2023年最新予想順位 青山学院大学とライバル校戦力を徹底分析してきました。
結論としては、天気が良ければ青山学院大学の優勝です。
強風や天気が悪ければ、優勝できない?もしくは混戦となり、駒澤大学、順天堂大学、早稲田大学のライバル校が上がってくると予想!
ぜひ2023年の箱根駅伝をこの最新順位予想を基に青山学院大学が優勝できるのかを楽しみにしてみて下さい。
選手の学生さん達も頑張れ!応援してますよ!
それでは最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。